「物理2600年の歴史を変えた51のスケッチ」(ドン・S・レモンズ)

 

天才たちの手によるスケッチを検証し、
そこに潜む物理の法則について解説する本かと思ったら、
どうやら違った。

確かに、中には実際に科学者が描いたスケッチの紹介はあるが、
大部分は物理の法則を、
著者自身がイラストで説明しようとしているもので、

しかもイラストへの依存度が10%ぐらい、
要するに、単にさまざまな物理法則を解説している本と、
それほど違いはない。

なので目新しいことは、ほとんどなし。

強いて挙げれば、

「ヒロポノスの自由落下」「オレームの三角形」

あたりは、名前として初めて聞くものだったので興味が引かれたぐらいかな。