映画「イレブン・ミニッツ」

 

ポーランド・アイルランドの合作で、
ワルシャワを舞台としたサスペンスということで、楽しみにして観てみた。

結果は、はずれ。

駄作とはいえないものの、良作ともいえない。

全く接点のない、何組かのストーリーがコラージュのように組み合わされ、
それがラストシーンで偶然にもひとつにつながるという内容なのだけれど、

ネタバレをしてしまえば、
人物たちはそれぞれ別の用事で市街地にあるホテルの近くに集まってきていて、
そこで発生した事故にみんな巻き込まれてしまう、というオチ。

ひとつひとつのストーリーはまぁ平凡だし、
最後のオチも強引すぎるなぁ。

そりゃあれだけの規模の事故になれば、
巻き込まれる人も大勢いるわけで、
結局は被害者たちの「事故の直前の11分間」を描いたというだけでしょ。

目新しいことは何もなく、
ところどころ思わせぶりなシーンが出てくるのが、
何かの伏線かと思いきや、そうでもなく。

適正価格(劇場換算):1,100円