「デザインの風景」(永原 康史)
意外といったら失礼なのかもしれないが、
デザイナーの方が書く文章は、
魅力的なことが多い気がする。

おそらくデザインの本質である、
「多面的に物事を眺め」「分かりやすく伝達する」
という訓練がベースにあるからなのだろう。

物書き専業の方の偏狭な文章よりも、
自在で、味がある。

この本も、まさにそれなわけだが、
フォント、標識、漫画、製本、映画、ワイン・・・と、
ネタは多種多様で、

そういえば世の中にデザインされていないものなんてないもんな、
とデザインというものの守備範囲の広さを、
あらためて実感させられる。

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