「考えの整頓」(佐藤 雅彦)
よくもまぁ日常の些細なことを、
ここまで掘り下げて考えられるなぁ、というお手本。

こういう文章を書ける人は、
急に人前で話すことになっても、
ネタに困らないんだろうな、と思う。

話し下手の自分からすると、羨ましい。

逆に言うと、日常の中には、
よくよく考えると重大なヒントと成り得るような事柄がゴロゴロしているのに、

あくせくして生きていると、
そんな存在には気付かず通り過ぎてしまう。

脳が勝手に「余計なこと」と判断して、
無関心でいさせようとするのだろうか。

だとしたら、
知らず知らずのうちに感受性が弱まっていくような気がして、悲しい。

いまの僕には、残念ながら、
本を読んでこれぐらいの感想を書くのが精一杯。

午前1時半。
まだかまだかと、仕事が口を開けて待っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です