日本シリーズ

ヤフオクで当日のチケットが安く出ていたので、
職場の同僚と行ってみた。

「先に4勝した方が勝ち」というルールである以上、
2勝1敗で迎えるこの第4戦が一番面白いはずに違いない。

なぜならば、一方が王手をかけるのと、他方が五分に持ち込む、というのとでは、
勝負の上で雲泥の差があるので、両者必死に戦うだろうからだ。

ましてや第4戦ぐらいにまでなると、両軍共に良い先発投手は残っておらず、点の取り合いとなり、
継投のタイミングなどのベンチの采配も見所になることが予想される。

予想通り、まさに願ったり叶ったりの試合展開となり、
結果はともあれ、十分楽しめた。

ところで、あらためて思ったのは、野球は投手の出来がすべてだということ。

サッカーとかバスケとかバレーとか、常に試合が動く球技というのは、
どこから球が飛んでくるか分からず、瞬時の対応が求められる。

けれども、野球の投手にはそのような対応は必要がなく、
「自分のペースで好きなところに投げられる」という、絶対的な強みがある。

しかしながら、現実はそうはカンタンにはいかないもので、
特に今日の楽天の投手を見ていて感じたのは、

この人たちは、球を投げることが仕事なのに、なぜ狙ったところに投げられないのだろう

ということ。

打者が、必ずしも狙ったところに打てないのは、まだ分かる。
投手の球に大きく左右されるからだ。

また、たとえばゴルフであれば、天候や芝のコンディションなどで、
精度が左右されることも多少は理解できる。

でも野球の投手は、他のスポーツに比べて、明らかに恵まれた環境であるにも関わらず、
僕みたいな素人が見ても、「そこには投げないだろうよ・・」というところに投げたりするのだから、
これはもう、技量が低いと言わざるを得ない。

まぁ、そういうことも含めて、第4戦、ということなのだろうけれど。