吟醸仕込純米酒 文政六年

カバンが重い&傘を持っている、という状態で酒を持ち帰るのをちょっと躊躇したのだけれど、
金曜日だというのと、何よりも気温が低いので、熱燗が飲みたい!という誘惑に負けて、
ビックカメラの酒販コーナーに立ち寄った。

宮益坂の方の店には、そこそこ置いてあるのは分かっていたものの、
そこまで行く気力がなく、
帰り道の途中にある、道玄坂の方のビックカメラへ。

種類が少ない・・・。

選択肢の中から、

燗には適さない大吟醸を除き、
醸造アルコールが加えられている本醸造は除き、
さすがに一升瓶は持てないので除き、
もちろん高いものは除き・・・

と絞り込んでいったら、必然的にこれしかなかったというわけで。

最近はほとんど新潟のお酒ばかりだったので、
たまには他県のものもアリかなと思って、迷うことなく購入。

まずは常温で一杯。

日本酒度は+3ぐらいだったはずだけれど、
酸度とのバランスがよいのだろうか、
極めてドライである。

とはいえ、日本酒本来の甘みも残されているので、
結果として複雑な味となっていて、
淡白な魚の刺身あたりでやるのが合いそうだ。

予定どおり熱燗にしてみる。

燗にすると、常温よりも若干甘みがプラスされたように感じられ、
これも旨い。

日本酒の魅力のひとつは、
温度によって楽しみ方に変化を付けられることだと思うのだが、
それもやはり純米酒ならでは、である。

純米酒に、ハズレなし。