LIFE!

レイトショーで観るときは、多少見えづらくても、
通路を挟んで右端にある、隔離されたシート(大抵2シート続き)を取るようにしている。

そこならまず隣に人が座ることはないし、
我が家のように、ウィスキーをあおりながら観ても、誰にも文句を言われない(今のところ)。

今回も首尾よくお気に入りのシートはとれたものの、
3連休の前日だからか、零時を過ぎた上映でも結構混んでいた。

オチのない前置きはこれぐらいにして、映画のお話。

予告編を観たときは、マルチバースとかもうひとつの人生とか、
そんなストーリーなのかと思っていたけれど、全然違った。

クビを宣告された、雑誌社のネガ(写真)担当が、
一枚の写真とカメラマンを探して、グリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと旅をし、
その中で人生について知っていくという、
ベン・スティラーにしては、割と硬派な、というか爽やかな感動作。

ところどころに、お得意のギャグは挟んでくるのだけれど、
それでも珍しくシリアスな演技が目立っていたという印象だ。

主人公が探し求めるカメラマンを演じているのは、名優ショーン・ペン。
こちらも久々に観たのだけれど、イイ感じの年の取り方してますね。
見倣わなくては。

冒頭のクレジットの表示のさせ方とか、さりげなくオシャレに作られていて、
細かい部分まで丁寧に練られた作品だと思う。

会社勤めに疲れたサラリーマンやOLさんが癒されたいときに、
観るのをオススメしたい一本。

それにしても、上映が終わったあと、眠ってた人が多かった。
みなさんお疲れのようで。。(それとも、単に深夜だったから??)

適正価格:1,800円