映画「ライアー・ハウス」

 

舞台は、テキサスの砂漠の一軒家。

世間を騒がせている銀行強盗の犯人が自分の夫に違いないと確信した妻が、
夫を椅子に縛り上げて、盗んだ金の在り処を、
女友達と共に聞き出そうとするが、
誤って夫を銃で射殺してしまう。

そこへ警官がやってきて、
死体も隠さなくちゃいけないし、お金も早く見つけたい。

妻とその友人が取った行動とは・・・。

妻役を演じているのは、ジーナ・ガーションで、
たぶん20年ぶりぐらいに御姿を拝見したが、

相変わらずのスタイルの良さと、気の強そうな美貌で、
まさにハマリ役。

ちょっとラテン系な顔出ちなので、
カルメンとかトスカとか似合いそう。

キャリアも長いし、個性派なので、
もっと売れてほしい女優の一人かな。

ほぼ家の中だけでストーリーが進行し、
出てくる役者も7人ぐらいなので、

低予算なB級映画の典型なわけだけれど、
脚本はなかなか凝っていて、90分という短めな割には、かなり楽しめる。

殺すか殺されるかの修羅場の中で、
ドロドロと明るみになってくる、
女同士の確執や、男女間のもつれ。

映像的にショッキングなシーンもあるにはあるが、
そこに頼るのではなく、あくまでも脚本勝負に出ていて、
それでもって、成功していると思う。

そして、詳しくは書けないけれど、ラストのドンデン返しで、
あーなるほどね、とオチを付けてくれる。

でも、女って怖いよねー、というのが、
最初の率直な感想。

適正価格:1,800円(劇場換算)