いわゆる四十肩ってやつね。

ちょうど四十歳で四十肩になったから、
これは縁起がよいのだと思うことにしよう。

前から兆候はあって、
三味線を二時間ぐらい休憩なしに弾くと、肩凝りを通り越して、
腕を上げるのがつらくなったりしてた。

でもそんなに苦痛じゃなかったし、
しばらく放っておけば解消されていたので、
まいっか、というカンジだった。

一昨日、いつもと違う場所(二の腕のあたり)に結構な痛みが発生して、
おや?と思った。

そもそも、いつもはそんな場所が痛くならない。
(後で判明したのだけれど、四十肩の最初は二の腕に違和感が出るらしい)

何か重いものを持ったわけでもないし、三味線の稽古も今まで通り。

ただ、津軽の撥を、
いつものよりも若干重くて小さ目のものに代えたので、

小回りが利くのと音量が抑え気味になったせいで、
ほんの少し腕の動きが激しくなっていた気も。

でもまぁ、軽い筋肉痛でしょ、ぐらいに思っていたのですが。

今朝起きたら・・・・めちゃ痛い!!

じっとしていても激痛、肩を動かそうとしようものなら、そりゃもう・・

とりあえず会社の近くの病院に行こうと思ったのだけど、
こんな日に限って電車が混んでいて、
揺れるたびに、思わず右手でつり革に掴まろうとして、ギャ~となったり。

なんとか会社に到着して近くの整形外科に行ったら、まずはレントゲン。

骨には異常がないようで、あっさり「四十肩ですね」と。

二種類の注射を三カ所に打って、あとは赤外線照射。

医者が、「スポーツはしますか?」っていうから、
「全然。」って答えると、

「なら良かった」って、
まぁ三味線はスポーツのようなものなんですが、

恐る恐る、「あのぅ、楽器を弾くのですが・・」と言ったら、
???みたいな顔をしているので、
「三味線を・・・」となぜか小声になってしまったんだけど、

「あぁ、撥を動かすぐらいなら平気だけど、しばらくはガマンしてね。」

って言いながら、医者が右手で撥を動かすしぐさをしたのだけど、
それがなぜか、結構正確な動きだった・・・。
ムム、おぬしできるな・・。

ということで、しばらく三味線はお休み。
語りに専念したいと思います。