ペラゴルニス・サンデルシ

ペラゴルニス・サンデルシ

史上最大の翼長を持つ鳥類の化石が発見されたというニュースを聞いた。

「ペラゴルニス・サンデルシ(Pelagornis sandersi)」と名付けられたらしく、
翼を広げたときの翼長が、6~7mにもなるらしい。

現存する鳥類で最大の翼長を持つものが、3mぐらい(アホウドリの仲間)なので、
その大きさは驚きである。

鳥類に限らず、最大の飛行生物ということであれば、
かの有名な翼竜ケツァルコアトルスは、最大翼長25~30mもあったというので、
これはレベル違いの大きさである。

巨大な翼をもつ生物の話が出るたびに不思議に思うのは、
どのように離陸したのか、ということ。

小型の鳥のように、その場で羽ばたけば飛びたてる、というわけにもいかず、
例えば、前述のアホウドリの仲間の場合は、
まるで飛行機が滑走するかのように、もの凄いスピードで走ることを要求される。

翼長が25mにもなる翼竜の場合、
計算では、時速80kmほどで滑走しなくては飛び立てないことになるらしいが、
それは不可能であろう。

なので、今回のペラゴルニス・サンデルシ含め、大型生物が飛び立てた理由として考えられるのは、

1.高所からグライダーのように滑空した
2.かつての地球は重力が弱かった
3.かつての地球は上昇気流が発生しやすい状況だった

などが考えられるが、おそらく正解は「1」だろう。

崖の上などの高所に巣を作り、
そこからグライダーのように風に乗り、海面スレスレで魚を捕食し、
風と波による上昇気流に乗って再び上昇する(このような飛び方を「帆翔」とよぶ)。

ただ、空を飛ぶ生物である以上、離着陸の容易な小型のものの方が、
生存に有利であることは想像に難くない。

そうなると、現状のアホウドリの翼長3mというのが、ギリギリのラインなのだろう。

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