アート

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「世界でもっとも美しい10の科学実験」(ロバート・P・クリース)

実験の目的とはただ1つである。すなわち、仮説が正しいか否かを実証すること。 ただ多くの場合が、「仮説を立てた人=実験をする人」となるから、その意味では、実験の目的とは 「仮説が”正しい”ことを証明すること」と言い換えられる。 科学者にとって、新しい仮説を打ち立てて、その正しさを実験によって証明することは、運命を左右する出来事といってもいい。 だから当然、その実験は、まさに執念としか言いようのないぐ […]

「白」(原研哉)

「白」と聞いたとき、人は何をイメージするだろうか。 空白? 虚無? 色?  おそらくデザイナーならば、「白とは何もないのではなく、白という存在である」と答えるだろう。 もちろん、どれも正解である。 原研哉という人は、もちろんデザイナーであるわけだけれども、この「白」というものに、 デザインとしてのアプローチではなく、文化的なアプローチを試みているのが、この本だ。 本というものは目次を見れば、その内 […]

「陰翳礼讃」(谷崎潤一郎)

ちょっと前から、「デザイナー」と呼ばれる(あるいは自称している)人たちの間で、谷崎の『陰翳礼讃』を評価することがブームになっている。 日本文化の本質は「陰翳」にある、という内容をひたすら繰り返すエッセイなのだが、自分にはこの作品がちっとも優れているとは思えない。いやむしろ、 谷崎潤一郎としては、失敗作の部類に入るのではないか。 なぜ日本人が「陰翳」を好むのか、谷崎はこのように結論付ける。即ち、 日 […]

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