バロック

「カラヴァッジョ展」(@国立西洋美術館)

まるで映画の主人公のような波乱の生涯を送り、 38歳の若さでこの世を去った、天才画家・カラヴァッジョ。 その人生もさることながら、とにかく、絵がカッコイイ。 そして、物語を背景に潜ませた人物画こそが、 この画家の真骨頂だと思うわけで、 そこにカラバッジョの代名詞ともいえる「光と闇のコントラスト」が加えられることで、 視覚的にも解釈的にも、劇的な奥行が生じてくる。 さて、今回の展示作品の中で、まず第 […]

「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」(@国立西洋美術館)

レンブラントといえば、劇的なまでの明暗のコントラスト。 でもそれはカラヴァッジョで十分だし、それにレンブラントの描く人物には、残念なことに魅力が乏しい。 今回の目当ては、版画。それも肖像画や宗教画のようなドラマチックな要素を必要としない風景画である。 予想通り、白と黒の濃淡だけで表現されたレンブラントの風景画(特に「3本の木」)は美しかった。 同じモノクロームでも、東洋の水墨画とは全然違う世界を見 […]