彫刻

「運慶 興福寺中金堂再建記念特別展」(@東京国立博物館)

秋晴れの上野公園では、「数寄フェス」(?)とやらがスタートし、 噴水の中に、寛永寺の山門(文殊楼)をモチーフとしたオブジェが登場。 台風が来たらバラバラにならないかとか、 この木材で割り箸が何膳ぐらい作れるのだろうか、などと考えながら、 正面の国立博物館へ。 平日だからゆったり鑑賞、、と思ったら甘かった! 入口には「入場まで50分待ち」の表示。 そして、行列。 この日は20時まで開館だったので大丈 […]

「ジャコメッティ展」(@国立新美術館)

アーティストがモノと対峙したとき、そこに何を感じるのか。 カタチ、色、光、そして影、 時代によっても、また絵画なのか版画なのかという手法によっても、 それは異なってくるだろう。 それが彫刻である場合、大半の作り手たちは「カタチ」を意識していたに違いない。 いや、そうであるからこそ、彫刻という表現手法を選択したのだとも言える。 しかし、ジャコメッティという彫刻家については、 すべての感性が「線」であ […]

日本国宝展(@東京国立博物館)

三連休中だったので、ある程度混むことは覚悟していたけれども、 まさかの90分待ち。 幸い、天候が良い日だったので、 スカイツリーでも眺めながらのんびりと待つことに。 金印や玉虫厨子をはじめ、 歴史の教科書に載っているような遺物が多く展示されているので、 この混雑も当然と言えば当然なのだろう。 館内に入り、最初の展示は「仏足石」。 古代歌謡が専攻だった自分は、「仏足石歌」というものには馴染んでいたの […]

「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」(@東京国立博物館)

鑑賞用でも、儀式用でもなく、 触られ、抱かれて人を癒す、文字通り「癒し系」であるのが、円空仏の特徴である。 展示ごとに、「Please do not touch.」と書かれていたが、 そのとおり、まさに触りたくなるのだ。 触る、というのは、単純ではあるが、 直接的、かつ効果的な肉体的体験である。 幼児がぬいぐるみを抱くことで癒される、あの感覚である。 仏教では、密教の秘儀や修行以外では、 「お経を […]

彫刻とは削る芸術であることの再認識

普段絵画にばかり慣れていると、如何に色や造形を「プラス」しているかに目が行きがちだが、彫刻というのは、(当たり前だが)「削る」、すなわちマイナスする芸術である。 ジャコメッティ関連の本は、日本では手に入るものが限られていて、今回「アルベルト・ジャコメッティ~本質を見つめる芸術家~」というDVDを購入した。 「本質を見つめる芸術家」という邦題はどうかと思う。そもそも、本質を見つめない芸術家などという […]