文楽

ETV特集「鬼の散りぎわ ~文楽・竹本住大夫 最後の舞台~」

そもそも「ETV」ってのが、NHK教育TVのことだって初めて知った。 (しかし我が家にはテレビがないので、ネットで視聴) 2年前に脳梗塞で倒れ、今年89歳で引退。 「鬼」と呼ばれた、人間国宝・竹本住大夫の、芸に対する姿勢を垣間見ることができる内容だった。 「死んでもあの世で稽古を続ける」 「芸は体に沁み込ませないと駄目。ああやろう、こうやろうと考えるようではいけない」 という言葉は、ジャンルを超え […]

文楽二月公演(@国立劇場小劇場)

朝からの大雪で、この日に参加予定だった義太夫の体験教室は、 午前中早々に義太夫教会から、中止の電話があった。 雪はますますひどくなるという予報だったので、 これは夜の文楽は中止かな、、と半ば諦めて、 国立劇場のホームページにいつ中止のお知らせが出るかと思っていたら、 なんとなんと、「8日9日は、予定どおり上演します」という掲示。 さすが。芸は天候なんぞには屈せず、ということか。 初日ということもあ […]

五月文楽公演「二人禿/絵本太功記/生写朝顔話」

●「二人禿」 初日だからかな。人形の動きが硬い。出だしから、やや不安。 ●「絵本太功記」 豊竹英大夫の声が、いつもより細いのが気になった。体調でも悪かったのか。。 この後の咲大夫と比べてしまうと、どうしても劣ってしまう。 「尼ヶ崎の段」の後半は圧巻。曲がスゴイ。熱いし、音が厚い。 光秀が松の木によじ登り、自軍の不利を悟る場面が、一番のクライマックス。豊竹咲大夫は、やはりうまい。まさに適任。 ●「生 […]

二月文楽公演「義経千本桜」

「義経千本桜」をライブで観たのは初めてなんだけれど、うーん、この作品は見事ですね。 源平の合戦ではなく、その後日譚を舞台にし、 気付けば九朗判官よりも知盛の方へ感情移入してしまう、ストーリーの巧みさ。 「碇知盛」のクライマックス、 「・・・今際の名残に天皇も、見返り給ふ別れの門出 とどまるこなたは冥途の出船・・・」 なんてフレーズは、七五調に対句を盛り込み、短いながらも道行風にしているあたり、 い […]