日本画

2/2ページ

「白隠展」(@Bunkamura ザ・ミュージアム)

白隠といえば、絵画というよりもイラスト的な画風で、 柔和で親しみやすい絵を描く人、 というイメージが、一般的には強い。 でも、ひねくれモノの、ukiyobanare的解釈としては、それとは逆。 白隠の絵ほど、「仏性」というか、宗教的エネルギーを強烈に放っている絵は、 我が国には存在しない。 彫刻でいえば、円空とか木喰にあたるだろうか。 一見簡素なインターフェイスの中に、とてつもない宇宙が潜んでいる […]

「お伽草子」(@サントリー美術館)

最初は東京都美術館に行く予定だったが、 映画の時間に間に合わなそうだったので、 とりあえず六本木へ出る。 サントリー美術館に来てみたら、 ちょうどこれをやっていたので、観ることにした。 絵巻物、特に「おとぎばなし」を描いたものとなれば、 美術的価値よりも、資料・文献的な価値を見る方がどうしても先行してしまう。 これは残念なことなのだが、 作品の方にも責任があるわけで、正直ヘタな絵が多いのも事実なの […]

「ボストン美術館展 日本美術の至宝」(@東京国立博物館)

日本美術の価値というものについて、いろいろと考えさせられた展覧会ではあったが、 ネガディブなことは敢えて言うまい。 個人的な収穫は以下の通り。 ・普賢延命菩薩像 ・地蔵菩薩像(円慶) ・十六羅漢図(伊藤若冲) そして、 ・曾我蕭白のもろもろの屏風図 今更だが、若冲と蕭白という二人の天才がいなければ、江戸の、いや日本の美術の魅力は大きく削がれることになるだろう。 若冲は「巧すぎる」嫌いがあるのだが、 […]

「~特別展 円山応挙 ー 空間の創造風景~」(@三井記念美術館)

基本的には常に忙しいつもりなんだけれど、ここのところは、ヒドイ。 仕事があるのは嬉しいのだが、引越しやらなんやらも重なってしまい、このサイトを更新するのもロクにできていない。 美術館に行ったのも、随分久しぶりだ。 たまには良いものをinputしなければ、良いoutputはできない。 余裕の枯渇している今だからこそ、敢えて原点回帰で日本画を、、ということで円山応挙展へ足を運んだ。 目当ては、「松に孔 […]

「江戸絵画への視点 展」(@山種美術館)

相変わらず、抱一の構成力と描画力には感嘆するしかない。 けれど今回は、日本画鑑賞の限界を感じてしまった。 自分でも認めたくないネガティブな内容なので、手短に。 西洋画と日本画の決定的な差は、日本の高温多湿な気候ゆえに、それと顔料の違いももちろんあるだろうが、 その保存状態がおそろしく違うということ。 西洋画はルネサンス期の絵画でも鮮明な色のまま現存するが、日本画は江戸後期のものであっても、大部分は […]

「没後400年 特別展 長谷川等伯」(@東京国立博物館)

約1か月しか開催期間がないのだが、仕事に忙殺されてついつい行くことができず、 ようやく行ってみたら入場するだけで「80分待ち」(!)ということで、その日は後に予定があったから断念。 数日後に、待つことを覚悟で再チャレンジしてみたら、今度は「50分待ち」。 まぁ、前回よりかはマシか、と諦めて待つことにした。 大概の人の目当ては国宝の2点、「松林図屏風」か「松に秋草図屏風」なんだろうけれど、僕の目的は […]