東京都美術館

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「エル・グレコ展」(@東京都美術館)

世間的に名高い画家というものは、 どこかしら優れた点があるものだが、 正直、エル・グレコの良さだけは、僕には分からない。 そんな苦手意識解消の意味もあり、観に行ってきた。 結論としては、「やっぱりどこがいいのか、さっぱり分からない」。 マニエリスム、と言ってしまえばそれまでなのだが、 形式を理由に作品を弁護するのは、本末転倒だと思う。 だから敢えていうと、デッサンが下手ですよね、この人。 体のバラ […]

「メトロポリタン美術館展」(@東京都美術館)

今回の展覧会の「目玉」は、ゴッホの「糸杉」だったようだが、 あまり僕の趣味ではない。 ゴッホは大した芸術家だとは思うが、 優れた画家とは思えない。 絵から滲み出てくる、「未練がましい、いやらしさ」みたいなのが、 どうも僕は受け付けない。 今回、僕が出会えて良かったのは、まず、これ。 レンブラントの「フローラ」。 その他の、彼の著名な肖像画と比べると、表情の描き込みや陰影のコントラストは弱いが、 ス […]

「マウリッツハイス美術館展」(@東京都美術館)

例によって開催最終日、連休中、日本人が大好きなフェルメール、 混む条件が揃っていたのは百も承知で、1時間待って入館する。 目玉であるこの「真珠の耳飾りの少女」は、 やはり大したことはなかった。 僕が思うに、フェルメールは空間というか空気を描く天才。 肖像画のプロではない。 この絵も少女の一瞬の表情を捉えたユニークな作品ではあるが、 繊細さ・深さが欠けている感は否めない。 一方、こちらは“肖像画の達 […]

「ボルゲーゼ美術館展」(@東京都美術館)

ラファエロの”一角獣”を目当てに行ったのだけれども、正直、期待外れ。 どちらかと言えば、つまらない絵だ。 概して、ルネサンスの画を楽しもうとするには、相応の覚悟がいる。 というか、現代の日本人には理解しろという方が難しい、越え難い壁がある。 (そういう意味では、その壁をラクラク越えて”何か”を伝えてくる、レオナルドやミケランジェロというのは、 やはり偉大なんだろう。) 今回もそんな覚悟をしながら臨 […]