江戸東京博物館

「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の挑戦」(江戸東京博物館)

僕は”美術”の愛好家でもなければ、もちろん専門家でもなく、 単なる”絵画好き”である。 “絵画好き”からすると、レオナルドの作品というのはどうも「とっつきにくい」のである。 作品数が極端に少ないのもそうなのけれど、 観る者をふるいにかけているかのような、超然とした趣きがあるのがその原因だろう。 今回、日本初公開となった「糸巻き […]

「大浮世絵展」(@江戸東京博物館)

三連休の初日ということもあり、予想以上の混雑。 初詣みたいなもので、特に絵が好きではなくても、 日本人ならなんとなく、正月には浮世絵を観なくては、という気持ちがあるのかもしれない。 というか、そのような心理を狙った企画展なのだろう。 確かに、浮世絵だけでこれだけの点数を集めたことには、価値がある。 当然江戸時代には、浮世絵師以外にも、若冲や蕪村、狩野派などのすぐれた絵師はいたわけだが、 観る側から […]

「ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の軌跡」(@江戸東京博物館)

絵画の多様性というものを、極めて単純化して考えれば、 それは、「何を描くか」「どのように描くか」ということに行き当たる。 江戸時代は、長いと言われるけれども、たかが250年間。 音楽や絵画といった、保守的な芸術にとっては決して長い時間ではなく、 さきほど挙げた2つのベクトルのうち、「何を描くか」については、 250年の間に際立った変化は見られない。 しかしながら、2つめのベクトルについては、 まさ […]

「~隅田川~江戸が愛した風景~」(@江戸東京博物館)

作家や美術館を冠にした展覧会が多い中で、特定のテーマを掲げた企画展というのは、開催する側にとっても骨が折れることに違いない。 今回の「すみだ川」展は、開催側の気合もひしひしと伝わってくる、すばらしい企画だと思った。 やはり江戸、そして東京は水の都。 わが国の首都の歴史は、水運なくしては、語ることができない。 特に江戸の東端を南北に貫くすみだ川は、水運という経済的な面はもとより、 多くの絵画や戯作、 […]