琳派

「江戸の琳派芸術」(@出光美術館)

常々思うのは、光琳、抱一、其一と連なる琳派の系譜は、 先人の素材を大胆に再利用しているわけで、 それはまさに、和歌の世界の伝統である「本歌取り」と酷似しているということ。 ただ、琳派の絵の多くは同じ素材に対して、 微妙なレベルで変化を加えてはいるものの、 基本的には同じ文脈を受け継ぐものであって、 本来の意味での「本歌取り」、 すなわち、四季の歌ならば恋の歌に替え、 恋の歌ならば雑歌に替える、とい […]

「岡田美術館所蔵 琳派名品展」(@日本橋三越ギャラリー)

一時期、あまりにもまわりが「琳派、琳派」って言うので、 若干敬遠気味になっていたのだけれど、 今回観て、あらためて思ったのは、 やっぱり光琳は、とんでもない天才だな、 っていうこと。 特に二つの屏風絵に、度肝を抜かれた。 ・「菊図屏風」 眩いばかりの金色と、鮮やかな白菊のコントラストも素晴らしいのだけれど、 注目したいのは、菊の花以外の、茎と葉の部分。 光琳は、緑と黒の二種類を配置しているのだが、 […]