科学

「138億年宇宙の旅」(クリストフ・ガルファール)

  宇宙には、アインシュタインの重力理論が通用しない場面が2つある。 1つは特異点で、もう1つはブラックホール。 この「アインシュタインの穴」に俄然と立ち向かったのが、 故スティーヴン・ホーキング博士だった。 そのホーキングの教え子でもある著者が、 宇宙について現在分かっていることのほぼすべてを、 易しく解説したのが本書である。 相対性理論から始まり、量子論、インフレーション、そしてひも […]

「宇宙はどのような時空でできているのか」(郡 和範)

  この本の特徴は、数式を多く載せていること。 科学の本に数式が書かれているなんて、 当たり前じゃないか、と思われる人もいるかもしれないが、 試しに本屋で、一般向けの科学本を手に取ってみてほしい。 そこには数式がほとんど見いだせないばかりか、 ひとつの数式すら見られない、というのもざらである。 科学関連の本において、数式がひとつ載るごとに、 売上が~%下がる、という話をどこかで聞いたこと […]

「恐竜はなぜ鳥に進化したのか」(ピーター・D. ウォード)

原題は、「Out of Thin Air」(薄い空気の中から)。 つまり、酸素濃度が進化を決定した、というのがこの本の主旨で、 邦題のように特に恐竜から鳥へ、ということに限定するのではなく、 カンブリア爆発から中生代の終わりまで、 そして最後には、今後の地球においての、 酸素濃度が生物に及ぼす影響について、述べられている。 著者いわく、酸素濃度が低いときは、種のレベルの多様性が促進し、 逆に濃度が […]

「なぜE=mc2なのか」(ブライアン・コックス/ジェフ・フォーショー)

内容もさることながら、装丁の青色に惹かれて、購入。 青色は興奮を沈静化するから、知的な本を飾る色としては、誠にふさわしい。 外見はさておき、内容はというと、まさに「一般向け科学書の王道」。 ファラデー、マックスウェルから入って、光とは何かを語り、アインシュタインへと至る。 量子力学のあたりも好きだけど、やはりこの「光」にまつわる物理の歴史は、何度読んでもワクワクする。 「E=mc²」とい […]