歴史

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「偉人たちのあんまりな死に方」(ジョージア・ブラッグ )

タイトル通り、偉人たちの「生き様」ではなく「死に様」を、 かなりディテールにまで踏み込んで紹介した本。 本書で採り上げられている人物は、 ツタンカーメン、カエサル、クレオパトラ、コロンブス、ヘンリー八世、 エリザベス一世、ポカホンタス、ガリレオ、モーツァルト、マリー・アントワネット、 ワシントン、ナポレオン、ベートーヴェン、ポー、ディケンズ、 ジェームズ・A・ガーフィールド、ダーウィン、マリー・キ […]

「酔っぱらいの歴史」(マーク・フォーサイズ)

酒の歴史を書いた本は数多くあるけれど、 これは「酔っ払い」の歴史。 古今東西、人々がいかに酒と付き合い、 そして酒に溺れてきたかを、 軽妙な文章で綴っている。 個人的に意外だったのは、 オーストラリアという国の成立には、 (案の定)酒が関わっているのだけれども、 それはビールでもワインでもなく、 ラムだということ。 そして近現代のネタとしては、 イギリスのジン、ロシアのウオッカが、 権力によって民 […]

「江戸・東京色街入門」(八木澤 高明)

現代の東京のあちこちに残る「色街」の名残を、 実際にそこを歩いた感想や、豊富な写真を元に語っている。 吉原、浅草、根津、深川・洲崎といった、 東京の東エリアであれば、 自分もそれなりに知ってはいたのだが、 三鷹、調布、府中、立川、八王子、武蔵新田、町田といった西エリアになると、 そもそもそこに色街があったことを知らなかったり、 たとえば立川のように「あぁ、なるほどね」と思ったり、 興味深い発見が多 […]

「江戸・東京88の謎」(春日 和夫)

  暇つぶし的にライトに読める本だと思っていたら、 教科書的なしっかりとした解説で、かなり読み応えがあった。 一応立てつけ的には88ある各章が「謎」の形になってはいるのだが、 別にそれを意識しなくても、通常の読み物として十分イケる。 17世紀の初めに家康が幕府を開いて以降の江戸は、 各種の資料でその細部まで分かるのであるが、 それ以前の江戸と言えば、 15世紀の半ばに太田道灌が江戸城を築 […]

「中国古典文学大系22 大唐西域記」(玄奘)

たしか今年の2月ぐらいから読み始めた気がするので、 かれこれ半年以上、 就寝前とかに時間を見つけて、ちびちびと読み進め、 ようやく読了した。 言わずと知れた『西遊記』のモデルともなった玄奘の旅行記なのだが、 肩すかしを喰らったというか、 どうやら大きな勘違いをしていたことに途中で気付いた。 いくら中国側の許可証があったといっても、 中国からインドまでの陸路の道のりは、 砂漠、山脈、密林、猛獣、山賊 […]

「図説「最悪」の仕事の歴史」(トニー・ロビンソン)

  英国史上における「最悪」と思われる職業の詳細を説明した本。 筆者が定義する「最悪」の5つの要素とは、 体力が必要なこと 汚れ仕事であること 低収入であること 危険であること 退屈であること であり、上記を1つ以上含む職業ができる限り網羅されている。 その例を挙げるならば、 金鉱夫/写本装飾師/鉄収集人/コイン奴隷/ウミガラスの卵採り/治療床屋/亜麻の浸水職人/財務府大記録の転記者/焼 […]

「中央アジア史概説」(ウェ・バルトリド)

  学校で習う世界史というのは、欧米や中国がメインで、 ユーラシア大陸の大部分を占める、 中央アジア(トルキスタン)については、詳しく触れられることはない。 それでも、例えば『李陵』などに描かれるごとく、 歴代の中国王朝にとって、異民族対策は最重要だったわけで、 古くは匈奴や大月氏に始まり、 突厥、クチャ、ウイグル、西遼、ペルシア各王朝、ホラズム、モンゴル、ティムールなど、 数多くの民族 […]

「江戸の家計簿」(磯田 道史)

  江戸市民や侍の収入や、当時の物価について分かりやすく解説した本。 江戸文学の難しさのひとつに、お金の数え方が分かりづらい、というのがある。 金、銀、銭が何進法なのか、 そして、現代の価値に直すといくらになるのか、 頭では理解していても、咄嗟には出てこない。 寿司は一貫で8文だから約125円で結構高いのね、とか、 蕎麦は一杯16文で250円でアラ安いわね、とか、 実感できる品物をベース […]

「遊女の文化史」(佐伯 順子)

  著者自身があとがきに書いているとおり、 「文学にあらわれた遊女像の歴史」 が本書のテーマである。 現代人にとって、「遊女」と聞くと、 どうしても性的なイメージが先行してしまいがちだが、 あえて性的な要素を否定するのではなく、 かつては「聖なる性」であった、とすることに主眼がある。 そうなると当然ながら、 「性とは何か」という壮大なテーマに辿り着くわけだが、 さすがに新書の分量でそれを […]

「江戸色街散歩」(岩永 文夫)

  江戸の新吉原と、品川・新宿・上野・浅草・深川といった、 いわゆる「岡場所」の昔と今を、 豊富な図版を使って案内した本である。 それぞれの場所の、各ランクの遊女たちが幾らだったかとか、 江戸の色街が、どう変遷して現代の風俗街になったのかとか、 健全な男子のみならず、日本の文化を考える者にとっては、 興味深いことこの上ない。 ただ、この本ではあまり強調していなかったので補足すると、 江戸 […]

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