名作「フレンチ・コレクション」の続編。
前作に登場した麻薬犯(シャルニエ)を追ってやってきたマルセイユが舞台。
ひと言で感想を述べれば、「武骨」。
だが、それがとてつもなくカッコイイ。
最近の映画は、良くも悪くも洗練されすぎていて、
しかもテンポを重視した結果、余計な部分がバサバサと切り捨てられてしまっている。
でもこの映画は、良い意味で余計な部分が多いというか、
例えば、主人公のポパイが、犯人に捕まって麻薬漬けにされるところとか、
そこからのリハビリの場面とか、
泥臭い部分を急がず焦らず描くことで、
独特のシブさ、テンポ感を醸し出している。
アクション映画としても、
後半の造船ドックでの銃撃戦とか見所満載、
傑作である前作の続編として、十分のレベルに達していると思う。
適正価格:2,000円