• 2019.03.26

「筑紫道記」(宗祇)

言わずと知れた、室町時代の連歌師・宗祇。 彼が山口を出発し、 博多・大宰府などの福岡県北部を周遊、 36日間かけてまた山口へと戻る旅路を綴った紀行文。 宗祇は発句(五・七・五)だけでなく、 当然ながら和歌(五・七・五・七・七)の名人でもあるわけだが、 前者は人に頼まれたときなど、つまり「ハレ」、 後者はその時々の心情を吐露する、つまり「ケ」、 といった具合に使い分けているのが、 当時の発句と和歌の […]

diary 2019/03

・2019年3月26日(火) 「ちゃんと寝なきゃ!」と思ってうたた寝から起きるときは、 眠るために気力を振り絞って一度目覚めるという、 回り道というか矛盾行動と言うか、 とにかく理不尽な気持ちにさせられる。 ・2019年3月25日(月) 「象は鼻が長い」「私はうどんが好きだ」 この2つ文における「は」「が」の使い方について、 外国人に分かり易く説明せよと言われたら、 恐怖でしかない。 ・2019年 […]

映画「ボーン・コレクター」

20年も前の名作なので、今更感がアリアリですが、 あらためて鑑賞し直してみたので、 備忘録代わりに。 ざっとあらすじを説明すると、 大怪我により、寝たきりとなった天才捜査官ライム(デンゼル・ワシントン)と、 自らが鑑識としての才能を見出した女性巡査ドナヒー(アンジェリーナ・ジョリー)。 ライムが指示を与えながらドナヒーが現場を調査するという形で、 残忍な連続殺人事件の解決に挑む。 毎度あと一歩のと […]

映画「トレーニング デイ」

デンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞した、 2001年公開作品。 たぶん劇場で観てる。 大学を2年間サボってた自分としては、 2001年はまだ卒業して2年そこそこぐらいなので、 この映画に出てくる、 イーサン・ホーク演じる若い麻薬捜査官みたいな立場だったろう。 大学を卒業して、そのまま予備校講師を続けて、 何となく雑誌社に入ったら、 まずまずのブラック企業で途方に暮れていた時代(たぶん […]

「私の戦後追想」(澁澤 龍彦)

僕が周期的に読みたくなる作家はそう多くはなく、 夏目漱石、寺田寅彦、内田百間、岡本綺堂、永井荷風、 そして澁澤龍彦ぐらい。 澁澤龍彦といえば、 何と言っても、古今東西、博覧強記、 あのディープな世界が魅力なのだが、 この本は、テーマを定めることなく、 身の回りを綴った軽いエッセイを集めた本。 皇居を壊して道路を通せばどれだけ便利か、とか、 明治政府以来政治家は田舎者なので東京をダメにしたとか、 現 […]

「藤河の記」(一条 兼良)

関白太政大臣まで昇り詰めた政治家にして、 和漢に通じた碩学でもあった一条兼良による紀行文。 応仁の乱による混乱から奈良に避難していた作者が、 家族に会うために美濃国へ往復した際の出来事や、 歌枕に寄せた和歌などが記されている。 古典作品には、中身が大したことなくても、 何故か冒頭だけは気合の入ったものが多いわけで、 これもその類かもしれない。 やや長くなるが、作品冒頭を引用してみよう。 胡蝶の夢の […]

「『偶然』と『運』の科学」(マイケル・ブルックス)

現代社会は、そしてそれを支える科学そのものも、 曖昧さを排除することで成り立っていると思いがちである。 本書は、実はそうではなく、 宇宙の誕生も、生命の登場も、 そして数学や物理といった「予測可能」と思われるものも、 偶然や不確実さやランダムさにどれほど支配されているか、 について語った本である。 著者の異なる27編の文章から成り立っており、 それぞれの関連性についても配慮されているので、 実に読 […]

映画「ブリッツ」

主演は、「男が惚れる男」、ジェイソン・ステイサム。 ロンドン市警の荒くれ刑事が、 「連続警官殺し」の犯人を追いつめるという話なのだけれど、 謎解きとか、犯人捜しといったサスペンス要素はなく、 ジェイソン刑事の爽快な活躍を堪能するための映画。 脚本も粗く、映画密度は薄いのだけれども、 熱血・脳筋なジェイソン氏のアクションが好きな人なら、 見ておいて損はないでしょう。 劇中で、婦警さんがパソコンを使え […]

「偶然の科学」(ダンカン・ワッツ)

タイトルだけを見て、 当然科学関連の本だと思ったら、違った。 せっかくKindleで試し読みができるのに、 それを活用しなかった自分が悪いのだが。 ということで、内容は完全に専門外なので、 どういうジャンルになるか分からないのだが、 おそらく社会学とか社会心理学、 あるいはマーケット論の類なのだろう。 要するに、 常識と思われていることも実は当たり前ではなく、 裏側で何らかのバイアスが働いているの […]

映画「愛と裏切りの銃弾」

原題は「10 Cent Pistol」。 よくある「どんでん返し」や「騙し&騙され」を、 目一杯盛り込むとこうなりました的な作品。 緊迫したシーンからスタートして、 過去に遡って背景を説明したり、 そこからさらに過去に遡ったり、 かなり凝ったストーリーの中に、 そういったギミックを仕掛けているため、 『ユージュアルサスペクツ』みたいなサスペンスが好きな人なら、 間違いなく楽しめると思う。 直情的な […]

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