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「検察側の証人」(アガサ・クリスティー)

なんとなくミステリーが読みたくなり。 アガサ・クリスティーは、 少年時代に随分読んだ気がするのだが、 この作品は知らなかったので、 Kindleでポチってみたところ、 元々は短編小説であるらしく、 それを脚本化したのが本作とのこと。 脚本は読み慣れないのと、 どうせなら小説版がよかったなー、 と思いながら読み進めたのだが、 逆に脚本版の方が、 無駄な説明がないというか、 すべての描写を、 基本的に […]

「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」前半終了

去年の1月から練習を始めた、 バッハの「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」。 当初は、2ヵ月で1曲(プレリュード+フーガ)、 全24曲を4年かけて終わらせるつもりが、 40台後半にとっての1年は、 あまりに貴重なので、 途中から1曲/月にペースアップし、 先月、12番までを何とか終えた。 もう1年半というべきか、 まだ1年半というべきか、 1曲1曲の密度の濃さに、 ときに驚いたり、ときに悩んだりしな […]

百人一首替へ歌(No.17)

第三十三番歌 【原歌】 ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ (紀友則) 【替へ歌】 しづ心なき夕暮の蝉しぐれ ひさかたの空を夏過ぎぬらむ この歌についてはもはや説明不要、 百人一首のみならず、古典和歌のうちで、 最も有名な歌のひとつだろう。 個人的には、 末尾の助動詞「らむ」がポイントだと思っていて、 最後にこの主観的な助動詞を置くことで、 純粋な叙景歌ではなく、 いかにも「古今 […]

泡盛 白百合

泡盛 白百合

石垣島にある池原酒造による泡盛で、 洗米から蒸留まで一貫して手作業で行っているのが、 特徴的なのだそう。 作り方については語れるほど詳しくないので、 とにかく、味。 ネットで調べると、 ・土臭い ・カビ臭い といった評判が目立つ。 行きつけの酒屋(ビックカメラw)でも、 「癖が強く、飲む人を選ぶ」 と説明があったので、 泡盛好きとしては飲むしかないでしょう。 ということで、まずは一口。 あーなるほ […]

「辞書から消えたことわざ」(時田 昌瑞)

主に明治時代以前の文献には見られるが、 現在では、辞典にすら載っていない、 約200のことわざについて、 用例とともに、 それぞれの魅力について語った本。 例えば、 漱石の『愚見数則』にあるそうなのだが、 言う者は知らず、知る者は言わず なんて、意味も明解だし、 覚えやすい対句だし、 現代で使われてもよかろうと思ったり、 浮世草子の『武道張合大鑑』が出典だという、 人間は四百四病の入れ物 なんての […]

百人一首替へ歌(No.16)

第三十一番歌 【原歌】 朝ぼらけ有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪 (坂上是則) 【替へ歌】 時知らぬ雪と見まがふ朝ぼらけ 里ぞ凍れる月の光に 今回紹介する二首はいずれも、 「Aだと思ったらBだった」 という、 いかにも古今集時代らしい機智に富んだ歌。 この三十一番歌は、 雪を月明りに見立てているわけだが、 それ自体はステレオタイプで、 特に面白みはないものの、 初句の「朝ぼらけ」という語 […]

映画「ザ・スティール」

2018年のアメリカ映画。 建築デザイナーの主人公が、 空港でスケッチをしていたところ、 コワ面の男に絡まれる。 その場は何とか取り繕ったが、 徐々に仕事やプライベートで不運が重なり、 それらがコワ面の男の仕業だと気付き、 復讐のために立ち上がる…。 ストーリーが陳腐なのに加え、 登場人物の「イケてなさ」が、 この映画の最大の難点かもしれない。 とにかく主人公が、 その行動、表情、 すべてにおいて […]

百人一首替へ歌(No.15)

第二十九番歌 【原歌】 心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花 (凡河内躬恒) 【替へ歌】 心あてに触ればや触れむ初霜に 濡れたる如き白肌の夜 次歌の壬生忠岑とともに、 『古今和歌集』の撰者である凡河内躬恒だが、 勅撰和歌集に約200首も採られているにも拘わらず、 やや影が薄いのは、 やはり同じく『古今和歌集』の撰者でもある、 紀貫之の存在が大きいだろう。 貫之がどちらかといえば、 […]

「酒から教わった大切なこと 本・映画・音楽・旅・食をめぐるいい話 」(東 理夫)

読書と酒は似ているところがあって、 これはheavyだな、と思っても進みが早かったり、 逆に、lightだと思ったら結構時間が掛かったり。 酒に関するエッセイを集めたこの本は、 ひとつひとつは、 電車の一駅分にも満たないぐらい短く、 かつ内容的にもスラスラと読めるのだが、 (悪い意味ではなく)まるで薄い酒をちびちびと舐めているようで、 読み終わるのに、案外時間を要してしまった。 長編小説を、寝る間 […]

雪中梅 雪中貯蔵 純米原酒

雪中梅 雪中貯蔵 純米原酒

薄暮れや 喉にしみ入る 雪中梅 冷酒には、 夏のまだ明るい夕暮れ時が似合う。 とはいえ、 ビールや白ワインのように、 誰かとおしゃべりしながら陽気に、 という感じでもなく、 かといって、 焼酎のロックのようなハードさもなく、 なんだろう、 敢えて言うなら「古き良き、日本の夏」的な、 それが冷酒の魅力である。 数年前から、糖質の多い酒、 すなわち、ビール、白ワイン、日本酒は、 「普段飲み」はしないこ […]

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