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映画「スモールタウン マーダー ソングズ」

2010年のカナダ映画。 小さな田舎町で起きた殺人事件をベースに、 警察署長を中心とした人間関係を描いている。 所々に聖書の文言を挟んだり、 ゴスペル調の音楽を流したり、 それっぽい雰囲気を作ろうとしているのだけれど、 如何せん、ストーリーも脚本も平凡すぎる。 犯人捜しを楽しむのようなドキドキ感もないし、 主人公である警察署長の人間関係にしてみても、 要するに、昔の恋人が容疑者の現在の恋人で、 そ […]

八重椿

八重椿

最近では、家での飲酒はもっぱら蒸留酒、 食事中は焼酎か泡盛、寝る前はウィスキー、 になった。 一時期、毎日必ず赤ワインを空けていた頃とは、 大違いである。 蒸留酒は製法的に「糖質ゼロ」になるのは明らかなので、 嗜好の変化というよりも、健康に気をつかった結果なのだが、 ただし、体重は減っていない(むしろ増えている 泣)。 普段呑みなので、 特にここで紹介するような焼酎や泡盛はないのだが、 先日、八丈 […]

「日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情」(山口 博)

奈良時代から江戸時代にかけて、 庶民や貴族、武士たちが、 現代の貨幣価値に換算すると、 果たしていくら稼いでいたのか、 について、さまざまな文献や史料を元に検証した本。 収入を得るということは、 (当然ながら)何かしらの経済的活動がそこにはあったわけで、 各時代に、どのような仕事をしたり、 どのような買い物をしたりといった、 生活の詳細まで知ることができて、かなり興味深い本である。 中でも意外だっ […]

内田光子の「皇帝」

なんか最近、毎日「皇帝」を聴いているわけだが(笑)。 内田光子×小澤征爾指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ って見ただけでも、 色モノ系な匂いがプンプンして避けていたのだけれど、 酔った勢いで聴いてみた。 第一楽章は完全に浮き足だっていて、 uchidaさんもミスタッチが目立つ。 第二楽章冒頭の弦楽器が美しすぎて、 おぉ、これぞ小澤征爾、となる。 uchidaさんは、無難にこなすが、 ちょっとト […]

「アデスタを吹く冷たい風」(トマス・フラナガン)

たまに探偵小説とかミステリー小説が読みたくなって、 でもあまりそっち方面は詳しいわけでもないので、 amazonでオススメされたこの本を。 作者のトマス・フラナガンは1923年生まれなので、 もはや古典と言ってもいいのかもしれない。 7つの短編からなっているのだけれど、 約半分は「テナント少佐」が活躍(?)する物語で、 そちらの方が味わい深い。 舞台は地中海に面した架空の国で、 革命により地位を手 […]

ミケランジェリの「皇帝」

「変人」が多い音楽家の中でも、 ミケランジェリというピアニストは、 筋金入りの「変人」だったのだと思う。 でも、あの深いタッチ、 それでいて重くなりすぎず、むしろ流麗であり、 歯切れのよいリズム、 そして何よりもあの磨きのかかった音色、 久々に聴くと、 やはり僕はこのピアニストが大好きである。 そして「皇帝」は、このピアニストの特徴を活かすのに、 うってつけなのではないだろうか。 ジュリーニ指揮の […]

今年はあと一曲

バッハの「平均律第2巻」は淡々と弾き続けることとして、 それ以外に並行して弾く一曲について、 今練習している「リベルタンゴ」のAdvanced Versionも暗譜したし、 あとはひたすら弾きこむのみ、という状況になってきたので、 来月あたりから、次の曲に取りかかろうかと。 自分の場合、もう四捨五入すると50歳だし、 チェロと三味線もあるので、ピアノだけに時間を使えないし、 暗譜をすることを絶対条 […]

ローダーズ・オロロソ・カスク

ローダーズ・オロロソ・カスク

「カエルの子はカエル」 「氏より育ち」 「鳶が鷹を産む」 「瓜の蔓に茄子はならぬ」 ・・・・・ ・・・ 先天性と後天性との関係を表した慣用表現は多いわけだが、 もはやどれが真実かは分からない。 おそらく最新の遺伝子研究をもってしても、 何が正解かは断定できないのではあるまいか。 ただウィスキーに関していえば、 「生まれてから後の」工程の方が、 重要であることは間違いなさそうだ。 蒸留したてのウィス […]

「タイトルの魔力―作品・人名・商品のなまえ学」(佐々木 健一)

主に美術作品を題材として、 作品とタイトルとの関係、そしてタイトルとは何なのか、 について論じた本。 扱う内容が巨大すぎて、 新書のボリュームでは耐えきれないのと、 文章がややくどいこともあり、 ちょっと不完全燃焼な感はあるが、 芸術作品以外でも、 普段何気なく手にする小説から商品に至るまで、 なぜそのようなタイトル(ネーミング)なのか、 そこにはどのような意味が込められているのか、 などを考える […]

映画「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」

前にこのコーナーで絶賛し「ロブスター」と同じ監督、 そして主演も同じく、コリン・ファレル。 内容的にも、不条理系サスペンスという点で似てるかな。 以下、多少のネタバレを含むあらすじ。 心臓外科医のスティーブン(コリン・ファレル)と、 眼科医の妻(ニコール・キッドマン)。 娘と息子の四人家族で、何不自由ない幸せな生活を送っていた。 そんな中、スティーブンのもとに一人の少年が現われる。 最初は別の女性 […]

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