アート・芸術

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「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」(@国立新美術館)

ボナールは個人的に好きな画家のひとりなのだが、 その特徴は?と問われるとなかなか難しい。 セザンヌ、マティス、ドガ、モネ、ルノワール、ゴッホ・・・、 とにかくボナールは、いろいろな画家の特徴を盗んだような作品が多いのだ。 おそらく彼の中で、他の画家たちの表現技法を模倣しながら、 自分なりの世界を探っていたのであろう。 通常の画家であれば、晩年になるに従って自分のスタイルというものを確立し、 ひと目 […]

「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」(@国立新美術館)

快晴のゴールデンウィーク最終日。 さぞかし混むだろうと覚悟して出向いたのだが、 若干時間が早かったせいか、割とゆっくりと鑑賞できた。 個人のコレクションで、ここまでの名品を揃えられるというのは、 経済力も勿論のことだが、やはり目利きが素晴らしい。 紹介したい作品はいくつもあったが、 その中でも個人的に気に入ったものを紹介しようと思う。 ・「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、ヴェネツィア」( […]

「ヌードー英国テートコレクションより」(@横浜美術館)

自宅のある成増から副都心線で1時間近く揺られ、 二日酔いで若干気持ち悪くなりながら、到着。   すでに桜は散ったというのに、 特に浜風の強いみなとみらいエリアは、まだまだ寒い。   肌寒い天候の中、ヌードなぞを観ると、ますます寒くなるのではないかという恐れもある。   思うに、人を描くのであれば、ヌードこそである。   服を着ている状態を描いても、それは服を […]

「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」(@国立西洋美術館)

僕が絵画の見方を学んだのは、名画中の名画ともいわれる「ラス・メニーナス」だ。 だから、ディエゴ・ベラスケスにはちょっとした思い入れがある。 彼の作品7点の他、ルーベンス、ムリーリョなど、 見所満載の満足度の高い展覧会だった。 まずはベラスケスの「マルス」。   軍神がなぜベッドにいるのか?ということに意味を見つけるような鑑賞の仕方は、 個人的にはあまり好きではない。 この絵における何より […]

「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」(@東京都美術館)

特定のジャンルにおいて、一族で名前を残した例として、 音楽でのバッハ一族、数学でのベルヌーイ一族、 そして、絵画ではこのブリューゲル一族がその典型である。 特に今回のように、一度に多くの作品を目の前にする場合、 手元に系図を用意して鑑賞しないと、 あれ、これはどのブリューゲルだ?・・ということになりかねない。 そんなブリューゲル一族の出展作品の中でも際立っていたのは、 やはりピーテル・ブリューゲル […]

「北斎とジャポニズム」(@国立西洋美術館)

単刀直入に感想を述べるならば、「残念すぎる展覧会」。 北斎を始めとする江戸芸術が、 西洋美術に与えた影響を具体的に検証することは、 価値あることには違いない。 しかしどんなに有意義なことでも、 やりすぎるとマイナス面ばかりが目立つ結果となる。 この企画展が、まさにそれ。 説明するまでもなく、北斎は多作な画家で、 極論をいえば、彼が描かないものはなかったと言ってもいい。 人の姿勢や表情から、あらゆる […]

「運慶 興福寺中金堂再建記念特別展」(@東京国立博物館)

秋晴れの上野公園では、「数寄フェス」(?)とやらがスタートし、 噴水の中に、寛永寺の山門(文殊楼)をモチーフとしたオブジェが登場。 台風が来たらバラバラにならないかとか、 この木材で割り箸が何膳ぐらい作れるのだろうか、などと考えながら、 正面の国立博物館へ。 平日だからゆったり鑑賞、、と思ったら甘かった! 入口には「入場まで50分待ち」の表示。 そして、行列。 この日は20時まで開館だったので大丈 […]

「江戸の琳派芸術」(@出光美術館)

常々思うのは、光琳、抱一、其一と連なる琳派の系譜は、 先人の素材を大胆に再利用しているわけで、 それはまさに、和歌の世界の伝統である「本歌取り」と酷似しているということ。 ただ、琳派の絵の多くは同じ素材に対して、 微妙なレベルで変化を加えてはいるものの、 基本的には同じ文脈を受け継ぐものであって、 本来の意味での「本歌取り」、 すなわち、四季の歌ならば恋の歌に替え、 恋の歌ならば雑歌に替える、とい […]

「天下を治めた絵師 狩野元信」(@サントリー美術館)

ミッドタウンなんて、いまやサントリー美術館ぐらいしか行かないから、 えらく久しぶりだなと思って、このブログで調べてみたら、 最後に行ったのは2年半も前か・・・。 連休の中日とはいえ、ミッドタウンも昔ほど混雑はしていないだろうと思ったら、 混んでないどころか、ガラガラの閑古鳥状態。 地方都市の百貨店か?と目を疑いたくなるほどの空きっぷりで、 客よりもインフォメーションのお姉さんの方が多いのでは、とい […]

「ジャコメッティ展」(@国立新美術館)

アーティストがモノと対峙したとき、そこに何を感じるのか。 カタチ、色、光、そして影、 時代によっても、また絵画なのか版画なのかという手法によっても、 それは異なってくるだろう。 それが彫刻である場合、大半の作り手たちは「カタチ」を意識していたに違いない。 いや、そうであるからこそ、彫刻という表現手法を選択したのだとも言える。 しかし、ジャコメッティという彫刻家については、 すべての感性が「線」であ […]

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