アート・芸術

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「モディリアーニ ー愛と創作に捧げた35年ー」(@大阪中之島美術館)

出張なんて、何年ぶりだろう。 真夏から梅雨に逆戻りした空の下を、 堂島川に沿って、 淀屋橋から西へと歩く。 ちょうど昼休みの時間ということもあり、 大きなビルの立ち並ぶこの一帯は、 ビジネスマンやOLが、 賑やかに往き交う。 まぁこちらとて、 旅行に来たわけではなく、 仕事中には違いないのだが、 昼飯時間を節約して、 美術館へと向かう自分は、 よそ者ということを除いても、 やはり周りからは、 浮い […]

「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」(@国立新美術館)

美術館に行くのなんて、 どれぐらいぶりだろう。 自らの行動・思考備忘録である、 当ブログを調べてみたら、 どうやら約2年半前が、 最後の美術展鑑賞らしい。 そこからコロナやら何やらで、 すっかり足が遠のいてしまったが、 自分の中の絵画愛は、 決して死んだわけではなく、 いや、まさにそれを確かめるために、 このGWに絵画鑑賞復帰戦を仕掛けることにした。 「メトロポリタン美術館展」。 2年半も芸術から […]

「ハマスホイとデンマーク絵画」(東京都美術館)

デンマークは、北欧と言うよりも、 北欧とドイツとの中間、 日本人には結構馴染みが薄い国だと思っていて、 僕が思い付く「デンマーク」といえば、 まずは何と言っても、 ビールのツヴォルグとカールズバーグ、これは鉄板。 次に、ケプラーの師であった天文学者のティコ・ブラーエ、 童話のアンデルセンに、作曲家のニールセン、 あとは、、レゴか。 これが多いか少ないかは分からないが、 ただ、絵画ということになると […]

「ラウル・デュフィ展―絵画とテキスタイル・デザイン」

歳を重ねると億劫になるわけではないが、 休日に、美術展のためだけに都心に出るのが、 どうも憚られる。 都心に出たついでにショッピングや食事でも、、 となるなら、それも良いかもしれないが、 生憎こちらは、休日ではないと出来ないことも色々あり、 ショッピングはネットで、食事は家で、何の問題もない。 特に六本木や汐留エリアは、 埼玉と隣接する我が住まいからは、東京の真逆、 行って帰ってくるだけで半日を消 […]

ゴヤの「サン・イシードロ祭」

絵画の中にあるメッセージ性というか、 観る者に何かを訴えかけてくるあの感覚、 そういう激しさをもった画家はそれほど多くない。 ゴヤはそのうちの一人だ。 ゴヤには、マドリードの「サン・イシードロ祭」を描いた作品が2枚ある。 1枚めは、42歳のときの「サン・イシードロの牧場」。 近景・中景・遠景を見事に描き分け、 人々の表情や明るい色遣いから、 平和で楽しい様子が十分に伝わってくる。 緩やかなV字型の […]

「ルーベンス展ーバロックの誕生」(@国立西洋美術館)

フェルメール、レンブラント、カラヴァッジオ、ベラスケス、 そしてルーベンス。 絵画の黄金時代は、やはりバロックだなぁと思う。 ルネサンスの伝統を引き継ぎながらも、 題材も構図もよりドラマチックになっており、 それは今回のルーベンスの作品群を観ても、一目瞭然である。 さて、今回の展示の見所を一言で表すならば、 「目は口ほどに物を言う」。 複数の人物が描かれた作品において、 何もかもよく出来ているのに […]

「オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展」(@国立新美術館)

ボナールは個人的に好きな画家のひとりなのだが、 その特徴は?と問われるとなかなか難しい。 セザンヌ、マティス、ドガ、モネ、ルノワール、ゴッホ・・・、 とにかくボナールは、いろいろな画家の特徴を盗んだような作品が多いのだ。 おそらく彼の中で、他の画家たちの表現技法を模倣しながら、 自分なりの世界を探っていたのであろう。 通常の画家であれば、晩年になるに従って自分のスタイルというものを確立し、 ひと目 […]

「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」(@国立新美術館)

快晴のゴールデンウィーク最終日。 さぞかし混むだろうと覚悟して出向いたのだが、 若干時間が早かったせいか、割とゆっくりと鑑賞できた。 個人のコレクションで、ここまでの名品を揃えられるというのは、 経済力も勿論のことだが、やはり目利きが素晴らしい。 紹介したい作品はいくつもあったが、 その中でも個人的に気に入ったものを紹介しようと思う。 ・「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、ヴェネツィア」( […]

「ヌードー英国テートコレクションより」(@横浜美術館)

自宅のある成増から副都心線で1時間近く揺られ、 二日酔いで若干気持ち悪くなりながら、到着。   すでに桜は散ったというのに、 特に浜風の強いみなとみらいエリアは、まだまだ寒い。   肌寒い天候の中、ヌードなぞを観ると、ますます寒くなるのではないかという恐れもある。   思うに、人を描くのであれば、ヌードこそである。   服を着ている状態を描いても、それは服を […]

「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」(@国立西洋美術館)

僕が絵画の見方を学んだのは、名画中の名画ともいわれる「ラス・メニーナス」だ。 だから、ディエゴ・ベラスケスにはちょっとした思い入れがある。 彼の作品7点の他、ルーベンス、ムリーリョなど、 見所満載の満足度の高い展覧会だった。 まずはベラスケスの「マルス」。   軍神がなぜベッドにいるのか?ということに意味を見つけるような鑑賞の仕方は、 個人的にはあまり好きではない。 この絵における何より […]

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