本・読書

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「成功する音楽家の新習慣 ~練習・本番・身体の戦略的ガイド~ 」(ジェラルド・クリックスタイン)

プロの演奏家を目指す音大生のための参考書、 といった感じかな。 とにかく演奏についてのあれこれが細かく書かれていて、 練習の仕方から、本番の心構え、体のケアに至るまで、 特に、レジェンド級の演奏家たちの格言も多く紹介されているので、 僕みたいなアマチュアの愛好家であっても、 楽器を弾く人は読んで損はないだろう。 どちらかといえば、 テクニックよりも、気持ちの持ち方に重点を置いた内容になっている。 […]

「怪談生活 江戸から現代まで、日常に潜む暗い影」(高原 英理)

主に我が国における、 江戸~現代にかけての「怪談」を紹介した本で、 中には、著者自身が体験したり、 他人から聞いたりしたものも含まれる。 現代社会における「怪談」の居場所は小さくなりつつあるが、 一応、「都市伝説」という形で存在はしているものの、 やはり、近代化以前の怪談と比べると、 その想像力というか、迫力が、まるで違う。 「怪談」を「奇妙な話」という意味に解釈すれば、 古くは『日本霊異記』から […]

「木曜日だった男」(チェスタトン)

チェスタトンといえば、 「ブラウン神父シリーズ」で有名だが、 あちらが本格的な推理小説なのに対し、 この『木曜日だった男』は、 どちらかといえば冒険活劇に近い。 ネタバレしない程度にストーリーを紹介しよう。 とある無政府主義者集団の各リーダーたちには、 日曜日を議長とし、月曜日~土曜日という名前が付いている。 その7人が集まる会議に、 主人公の刑事が「木曜日」のフリをして潜り込むことに成功し、 そ […]

「ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在」(山内 一也)

今騒がれているコロナウィルスをはじめ、 インフルエンザ、エボラ出血熱、エイズ、ノロ等々、 人間にとって厄介な存在であるウィルスであるが、 そもそもウィルスとは何なのか。 どのような性質や種類があって、 地球の歴史の中で「我々のような」生物と、 どのように共存してきたのか。 このようなウィルスについての知識を、 基礎から学べる本。 人間にとって有害なウィルスが、 別の動物とは共存しているのと同様、 […]

「読む数学 数列の不思議」(瀬山 士郎)

表紙とタイトルで、 もうちょいライトな本かと思ったら、 結構ガチなやつだった。 数年前、数検にハマっていた時期があって、 結局準一級でやめちゃったんだけれども、 どうも数列がニガテで、 漸化式から一般項を導くのとか、 未だに自信ないし。 この本は、モロにそういう内容。 いろいろなタイプの数列を採り上げて、 その性質だとか、関数とのかかわりだとか、 一応、興味を惹くような内容が書かれているのだけれど […]

「宇宙生物学で読み解く『人体』の不思議」(吉田 たかよし)

「宇宙生物学」と言われると、 すごく限定的な印象なのだが、 要するに、地球を特別な存在ではなく、 宇宙に開かれた「系」として捉えることで、 人体(や地球上の生物)の性質や機能も、 理解し、納得ができますよ、という本。 分かり易い例でいえば、「鉄」。 (僕もそうなのだが)何故、ヒトは貧血になりやすいのか。 思えば、鉄というのは宇宙にありふれた元素で、 地球の内部にも豊富にある。 それなのに、人体で鉄 […]

「悪について誰もが知るべき10の事実 」(ジュリア・ショウ)

うーん、ちょっと想像していた本と違った。 「邪悪な行いは邪悪な人間がするものとは限らない。 それは強い社会的勢力の影響のせいかもしれない」 ということを、様々な「邪悪な行い」を例に挙げて、 心理学的に考察した本。 ちなみに、タイトルにもなっている、 「悪について誰もが知るべき10の事実」とは、 1.人間を悪とみなすのは怠慢である。 2.あらゆる脳はすこしサディスティックである。 3.人殺しは誰にで […]

「人狼城の恐怖 第四部完結編」(二階堂 黎人)

思えば昨年のGWに、 有栖川有栖による密室紹介みたいな本でこの作品を知り、 ただ、そのあまりの長編ぶりにビビッて、 いつかゆっくり読もうと思っていたのに、 こんなに早く読破できるとは。 思えば2019年は、上記の本のせい(おかげ?)で、 主に密室系のミステリーに目覚めたわけだが、 その中には、いわゆる「四大奇書」のうち未読だった、 『虚無への供物』と『匣の中の失楽』も含まれていて、 そしていま『人 […]

「人狼城の恐怖 第三部探偵編」(二階堂 黎人)

第一部・第二部にて、 二つの人狼城での猟奇事件の話が終わり、 この第三部では、 いよいよ日本の名探偵・二階堂蘭子が登場する。 二階堂蘭子の人物紹介やら、 彼女たちが語るやや形而上学的な話やら、 また、読者は既に承知済みの第一部・第二部の内容を、 蘭子たちが知っていく過程も描かれるので、 第三部に入って、 かなりペースダウンした感は否めない。 ただ、いきなり解決編が示されるわけではなく、 まるで読者 […]

「人狼城の恐怖 第二部フランス編」(二階堂 黎人)

独仏国境の、アルザス・ロレーヌ地方。 そのドイツ側にあるのが「銀の狼城」。 フランス側が「青の狼城」。 第二部は、「青の狼城」での猟奇殺人事件がテーマとなるが、 第一部と違い、ツアー客が城に行く前に、 「人狼」の正体が明らかにされる。 第一部と第二部は、 どちらを先に読んでもよいとされていて、 第一部⇒第二部と読んで、 あぁ、第一部の事件はそういうことなのね、と納得してもよいし、 逆に、第二部⇒第 […]

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