音楽

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第二十七回 常磐津都㐂蔵研究会

昨年(第二十六回)の十段目で、 常磐津版の『仮名手本忠臣蔵』は終わりとのことだったので、 忠臣蔵の最後を締め括る今年は何を演奏するのかと思っていたのだが、 『忠臣二度目清書:寺岡切腹の段』 という、「忠臣蔵外伝」にあたる曲だった。 これは常磐津都㐂蔵氏の家のみに伝承されており、 他にはない貴重な作品だとのことである。 義太夫では演じられることがほとんどないが、 十一段目のいわゆる「討入の段」の代わ […]

ピアノ練習メモ(その8)

10月も、まもなく下旬になろうとしている。 予定どおり、バッハの『平均律第2巻』は、 5番のフーガに取り込み中。 プレリュードが、主音のオクターブ⇒スケール⇒アルペジオという、 驚くべきシンプルな冒頭なのに対し、 フーガも負けじと、何と主音の三連打で始まる。 でもそこからの展開が、バッハ恐るべし。 4声のフーガなのだけれども、 各声部に、この主題が惜しげもなく、 被さるように登場してきて、 それが […]

三味線練習メモ

野良三味線を決め込んでからというものは、 「津軽三味線小山貢民謡集」 「藤本琇丈民謡選集」 あとは、一曲ずつ売られている長唄の譜面(赤い表紙)が、 僕の師匠となっている。 その「津軽三味線小山貢民謡集」の、 第12集を最近買ったのだが、 そこに収められている「津軽あいや節」の手が、 なかなか凝っていて面白い。 「津軽あいや節」には、 「古調」(短調)と「正調」(長調)があり、 なぜかマイナーな「古 […]

チェロ練習メモ

これまで「ピアノ練習メモ」の記事はアップしていたが、 備忘録も兼ねて、他の楽器についても随時あげていこうと思う。 バッハの「無伴奏チェロ組曲第2番」のプレリュード。 自分的課題は、最後の5連続の和音。 アップ・ダウンの問題はさておき、 最初の「A-G-C#」を取るのが、意外と難しい。 この最初の和音さえ決まれば、 あとの4つはどうってことないのだが、 最初の奴が厄介だなぁ、と。 その直前のGを4で […]

内田光子の「皇帝」

なんか最近、毎日「皇帝」を聴いているわけだが(笑)。 内田光子×小澤征爾指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ って見ただけでも、 色モノ系な匂いがプンプンして避けていたのだけれど、 酔った勢いで聴いてみた。 第一楽章は完全に浮き足だっていて、 uchidaさんもミスタッチが目立つ。 第二楽章冒頭の弦楽器が美しすぎて、 おぉ、これぞ小澤征爾、となる。 uchidaさんは、無難にこなすが、 ちょっとト […]

ミケランジェリの「皇帝」

「変人」が多い音楽家の中でも、 ミケランジェリというピアニストは、 筋金入りの「変人」だったのだと思う。 でも、あの深いタッチ、 それでいて重くなりすぎず、むしろ流麗であり、 歯切れのよいリズム、 そして何よりもあの磨きのかかった音色、 久々に聴くと、 やはり僕はこのピアニストが大好きである。 そして「皇帝」は、このピアニストの特徴を活かすのに、 うってつけなのではないだろうか。 ジュリーニ指揮の […]

今年はあと一曲

バッハの「平均律第2巻」は淡々と弾き続けることとして、 それ以外に並行して弾く一曲について、 今練習している「リベルタンゴ」のAdvanced Versionも暗譜したし、 あとはひたすら弾きこむのみ、という状況になってきたので、 来月あたりから、次の曲に取りかかろうかと。 自分の場合、もう四捨五入すると50歳だし、 チェロと三味線もあるので、ピアノだけに時間を使えないし、 暗譜をすることを絶対条 […]

ブレンデルの「皇帝」

数日前のバレンボイムに続き、またも「皇帝」。 僕がピアノを先生に習っていたのが、 大学入試直前までで、最後に弾いたのがこの『皇帝』。 だから思い入れがあるといえばあるんだけれども、 何よりも、曲が好きすぎる。 ピアノとオーケストラのベストの調合をするならば、 こういう曲になるんだという、 コンツェルトとしての究極の出来映えなのではないだろうか。 さて、今回聴いたのはアルフレッド・ブレンデルのピアノ […]

バレンボイムの「皇帝」

なんやかんやで、もう40年間もクラシック音楽と過ごしてきて、 最近では「弾く」専門で、「聴く」方はご無沙汰なのだけど、 秋の夜長、というにはまだ暑さの残るこの時期、 珍しくyoutubeで演奏動画を何本か視聴してみた。 クラシック音楽というのは再現芸術なわけで、 曲そのものの良し悪しに加え、 それをどう演奏するか、というところが鑑賞のポイントとなる。 「皇帝」は、名曲揃いのベートーヴェンの中でも、 […]

ピアノ練習メモ(その7)

不思議なもので、クラシック音楽の世界に入り込めば込むほど、 バロック音楽=古い という感覚に陥りがちになるのだけれども、 少なくともバッハだけは違う。 若干上げすぎかもしれないけれども、 バッハの音楽は、彼以降の音楽のあらゆるエッセンスを先取りしている、 と言ってもいい。 だから正直、バッハを弾いてると、 別にベートーヴェンもショパンも、 敢えて弾く必要ないよね、と思えてしまう。 そんなこんなで、 […]

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