脳化指数

脳化指数

毎日スズメを観察していて、最近思うことは、

このコたち、カラスほどじゃないけど、賢いのでは?

ということ。そこで早速「脳化指数」について調べてみた。

脳化指数とは、大雑把に言えば、頭の良さの度合。

Wikipediaによれば、主要動物の脳化指数は、下記のようになる。

ヒト 0.86
イルカ 0.64
チンパンジー 0.30
ゾウ 0.22
カラス 0.16
イヌ 0.14
スズメ 0.12
ネコ 0.12
ウマ 0.10
ウシ 0.06
ブタ 0.05
ニワトリ 0.03

やっぱり。

スズメは、ネコと同等、イヌとも僅差。

ところで、哺乳類や鳥類は、「温血動物」である。

温血動物は、体温が常に高い位置で一定なので、脳を活性化させ続けることができる。

ただ、体温を高く保つために、常に動き回り、大量の食物を摂取する必要が生じる。

体重に比べて表面積の大きい、スズメやネズミといった小型動物が、
常にせわしなく動いているのは、そのせいだ。

逆に、爬虫類は「冷血動物」なので、周りが寒いと体温も下がるし、暑いときはその逆。

だから冬眠したり、水につかったり、体温調整には気を遣う必要があるのだが、
低代謝でも問題ないので、一か月ぐらい何も食べなくても平気だったりするし、
動きもスローで、とにかく無駄なエネルギーは使わない。

実は爬虫類の生き方の方が、「エコ」なわけで、
地球のエントロピーを増大させている犯人は、我々哺乳類なのである。
(哺乳類の中でも、コアラなどは、かなりエコな動物だが)

脳化指数の話に戻ると、
温血動物(哺乳類・鳥類)の脳化指数が高くなるのは必然なわけだが、
ここで生じる疑問は、

脳を活性化させるために、温血になったのか、
それとも、
温血であるがゆえに、脳が活性化したのか

ということである。

恐竜が闊歩していた時代、弱小だった哺乳類が、勝ち抜くために取った施策が、
脳の活性化だった。

つまり、体で負けても、頭で勝てば良いのだ。

けれど、鳥の祖先である恐竜も、やっぱり温血だったという有力な説もある。
しかしながら、恐竜の知能は、お世辞にも発達していたとは言い難いようだ。

だとすると、温血だから脳が活性化する、とは必ずしも言えなくなる。

ならばその逆の、脳を活性化させるために温血化させたのか?ということになるが、
恐竜の温血化はそれには当てはまらないため、おそらくは、

環境の変化に左右されないための生命維持方法として、
生物は温血化という道を編み出したが、
その思わぬ副産物として脳が活性化した、

というのが正解なのではないだろうか。

進化の歴史、というか、
地球の環境とあるときは闘い、あるときは共存してきた、
生物の「生きざま」というものを考えると、

今夜もまた酒が旨くなるのである(やっぱり酒か・・)。

酒は、体温調整のための、生命維持方法である。

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