14~20世紀の70人の画家の150点近くの絵画の解説が、
オールカラーで1,800円なら、お買い得である。
中には、イマイチ説明がピンと来ないものもあったが、
解説抜きで絵を眺めるだけでも、十分に楽しめる。
全体像はもちろん、寄りの絵があったり、参考作品もあり、人物伝もあったりと、
この本を読んで実物を見たくなった絵もかなりある。
もし1枚だけ見たいなら?と言われたら、
悩んだ挙句、カラヴァッジョの「聖マタイの召命」。
何度ページをめくっても、
緊張感が本から恐ろしいほど伝わってくる。
僕みたいな素人にでも分かる名画に違いない。
これは死ぬまでには、実物を目にしたい。
唯一、この本を欠点を挙げるとすれば、「重い」。。。
右手でグラスを持ちながら、
左手一本で読むスタイルの自分としては、
やや疲れ気味でもある。。