センスのデザイン―クリエイターの感性と技術
デザイナーの出す著作は、
なぜか装幀が白い本が多い。

デザインにおける「センス」とは何か、
「センス」を身につけるにはどうすればよいか、
というのがこの本の主旨なんだけれど、
それは残念ながら、失敗。

トップクリエイター達のインタビュー集として読めば、
それなりに楽しめる。

個人的な意見としては、
「センス」なんてものはこの世に存在しないと思っていて、

「センスがない」というのは、
「努力してません」「勉強してません」という意味だと思うし、

逆に、「センスがある」というのは、
別に何もしなくてもできたというわけでは決してなく、
人に見えないところでそれなりの努力をしている賜物なのである。

それでも、何か割り切れない、
モヤモヤしたものがそこにあるのだとすれば、
それは「センス」ではなくもはや「才能」だろう。

つまり物事を達成するのに重要なのは、
「努力」と「才能」であって、
「センス」なんて概念は、都合の良い言い訳にすぎないのだと思っている。

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