映画の話になると、必ずといっていいほど、
「アバター見た?」となるので、
遅ればせながらアバター体験しましたよ・・・、
深夜にひっそりと一人で・・・。
イイ役者のイイ演技というものは、
お金を出しても手に入れられないけれど、
こういう映画は、金と時間さえあれば、作れる。
その意味では、映画というより、ゲームかな・・・。
通常は何日もかけてクリアするRPGを、
3時間に凝縮しました、という感じ。
あるいは、1日いて5,000円のディズニーランドに、
3時間で2,100円払うカンジ・・・。
つまりは、エンターテイメントとしては楽しいし、
まさにディズニーランドのアトラクション的な感覚なんだけれども、
後に残るものが、何もない。
後に残るものが何もないというのは、
映画としてはやはり致命的なのであって、
これがアカデミーの作品賞をとらなくて、
よかったといえば、よかった。
※これが作品賞とったら、
映画って何?って議論になりますよ、絶対。
内容としては、スターウォーズとか、
マトリックス、ロードオブザリングなどなど、
過去の名作のエッセンスを”頂戴して”、
ほらこんなんができました、というもんで、
取り立てて語るべきものはなし。
ただ、映像はスゴイ。
だって間違いなく、高所恐怖症の人は、
この映画は見れないハズ。
そんな中でも、個人的に評価できるのは、
この作品に出てくるクリ―チャー達の描写。
舞台は架空の惑星なわけだけど、
そこに登場する生物達が多種多様で、
あぁ、確かにこの惑星ならこんな生態系になるよな・・・と、
納得させられる。
中でもワクワクだったのは、
主人公達が乗るイカツイ翼竜がいるのだけれども、
実は食物連鎖上、
さらにその上に君臨する翼竜がいたりして、
これはジュラシックパークも見習うべき、見事さ。
だからこの映画の「外伝」として、
あの星の生物にスポットを当てた、ジュラシックパーク的な作品ができないかなと、
密かな期待をしているわけで・・・。
まだ見ていない方は、3時間2,100円のテーマパークだと思って、是非どうぞ。
高いと思うか安いと思うかは、お任せしますが。