高い本だったんで、一週間悩んだ挙句、購入した。
想像力を刺激するという意味では、
動物園・水族館 > 博物館 > 図鑑 なんだけど、
恐竜は動物園にもいないし、
博物館は悪くはないけど骨格標本メインなので、
図鑑で楽しむのが手っとり早い。
恐竜図鑑は何冊か持ってるが、新しいのが出るたびに
新種が載っていたり、体の色が全然違っていたりで、
これがなかなか飽きないのである。
これだけの巨体で、なかには二足歩行もしながら、
2億年も行き続けていたということは、
その見た目のせいだけでなく、
まさに史上最強の生物だったことは間違いない。
そしてなんといっても、
恐竜の魅力は、そのデザインの豊富さ。
もしも生物にデザイナーがいるのだとしたら、
カンブリア大爆発のときと、恐竜の時代こそが、
その才能をフルに発揮した時代なんだと思う。
敢えてこの本の難点を挙げるとすれば、
形態の似たもの同士をまとめて紹介しているために、
時代や場所によって、
恐竜がどのような変化を見せたか、という点の説明が弱いこと。
まぁでも、図鑑を監修する場合は、
どちらかの立場をとるしかないから、
仕方ないのだろうけれども。