デル・トロの初監督作品ということもあり、鑑賞。
たまには、SF以外も観ます。
キューバのハバナにおける、月曜から日曜までの7日間を、
7人の監督が撮った、オムニバス。
1つ1つの作品が完全に独立しているかと思いきや、
後半になると、微妙に各話がつながりを見せてくる。
キューバが舞台なので、
ラテン音楽バリバリな陽気な映画かと期待したのだが、
どうも違った。
ヨーロッパ映画(仏・西合作)独特の、
あの重たい空気に、個性的な映像美と、
人生に対するシニカルな視点を織り交ぜた、
芸術性の高い作品になっている。
フランス映画とか苦手な人には、
キツい作品かもしれない。
個人的には、最近こういう映画を観ていなかったので、
久々にディープな雰囲気に浸れて、まずまずの満足。