1950年代のモノクロSF映画。
観ているとなんだか懐かしくなるのは、
何故なんだろうと思っていたら、
子供の頃に観た、ガメラとかウルトラマンのノリにそっくり、
だということに気付いた。
(むしろ、ガメラやウルトラマンが真似をしたのだが)
ということで、空飛ぶ円盤や宇宙人の演出はショボショボですが、
宇宙人と地球人とでは、時の感覚が違う、
テープレコーダーに録音された円盤の怪音も、
回転数を変えるとメッセージが浮かび上がってくる、
みたいな細かい仕掛けはキライじゃない。
あと、終盤に登場する科学者の名前が「アルバート」だったりとか・笑
終盤、円盤が墜落して建物を壊すシーンとかは、
いかにもミニチュア、という感じではなく、さすがによく撮れている。
余計なシーンを挟まずに、とにかく「異星人の怖さ」みたいなものを、
単刀直入ストレートに描いているという点で、なかなかの映画だと思う。
宇宙人侵略モノの原点と呼んでもよい映画だが、
特に「ID4」は、明らかにこの作品へのオマージュ。