「スカイフォール」での劣化っぷりが甚だしかった、
ダニエル・クレイグ。
「カジノロワイヤル」の頃の彼のカッコ良さを観たい人には、
この映画はオススメ。
この作品は、もともとガイ・リッチーが監督するはずだったらしく、
息の抜けないストーリー展開や、意外なラストシーンに、
「それっぽさ」をうかがうことができる。
ダニエル・クレイグ演じる主人公は
、最後まで名前が明かされないという設定なのだが、
最後の最後のシーンで、「My name is・・・」と、
(明かしはしないが)自分の名前について語るくだりがある。
それが何とも、ジェームズ・ボンドのあのキメゼリフを彷彿とさせ、
思わずニヤリとしてしまう。
内容としては、大量の麻薬をめぐり、
騙し、騙され、といったものだが、
イギリス映画らしい、独特のセンスとテンポで最後まで楽しめる。
適正価格:1,800円(劇場価格)