今から思えば、僕らのような「ウルトラマン世代」は、
毎週、毎日のように、怪人やら怪獣やらに襲われて、
そのたびにヒーローに助けられるという幼年期を送ってきたわけで、
それはそれで、実は気付かないうちに相当のトラウマになっているのではないかと(笑)。
だって、どこからともなく怪獣が現れて、
なぜか日本ばかりがメチャクチャにされて、
それでもって、これもどこからともなくウルトラマンが現れて倒すという、
冷静に考えると、日本はただの怪獣の戦場にされていただけなのではと、思ったり。。。
ということで、この映画は、トラウマを背負った(?)日本男児必見の映画なわけです。
何と言っても、怪獣の迫力がケタ違い!!!
さすがの円●プロも、ハリウッドの技術の前では脱帽です、はい。
そして怪獣を倒すのは、ウルトラマンでもアイアンマンでもなく、
割と現実的な(ショボ目の)ロボットなわけで、
これも、ロボットアニメに洗脳されて育った世代としては、血沸き肉躍ります。
監督はジャパニーズ・アニメオタクらしいので、ツボは心得てますね。
ロボットを操縦するのに、シンクロだとか何号機とか、
「エ●ァンゲリオン」そのまんまですやん・・。
それはそうと、ロシアのロボットが、「チェルノなんとか」って名前で、
そのパイロット(もちろんロシア人)だけが死亡したり、と、
相変わらず、ハリウッド映画でのロシアのdisり具合はハンパないようですが、
それはそっとしておきましょう。
主人公の乗るロボットが、ここぞというところで弾切れになり、
わぁ、どうしよう!(棒)
というときに、「そうだ、刀がある!」って、
最初からそれで戦っとけよ、、的なお約束のツッコミ所もあり。
久々に3D映画として楽しめた気もするし、
唯一の難点とすれば、怪獣の造形の変化が乏しかったこと。
まぁ、怪獣はクローンで大量生産されているらしいので、それも仕方ないか。
怪獣というよりは、エイリアンっぽいかな。
翼竜みたいに空飛んだときは、鳥肌立ったけど(笑)
適正価格:2,000円(3D代金込み)