新宿駅の、東口と西口を結ぶ地下道の壁面の広告が、
最近注目されている。
あの位置(高さ)で、あの大きさのポスターを貼れるというのは、
相当インパクトがある。
今日通ってみたら、
BVLGARIのポスターがズラリと並んでいた。
昔の仕事の習慣で、ブランド名を目にするとき、
まず始めにロゴの書体を見てしまう。
ブランドのロゴといえば、
ルイ・ヴィトンが採用したフツラという書体はそれなりにセンセーショナルで、
模倣したブランドもいくつかあった。
けれどやはり、高級ブランドのロゴは、
セリフ体であるべきで、
Diorのニコラ・コシャンや、GODIVAのトレイジャン、
DEAN&DELUCAのカッパープレート・ゴシックなどは、
素直にカッコイイと思えるし、何よりも品がある。
BVLGARIのロゴ書体も、かなり洗練されており、
なんといっても、個性的な「G」の形状が一際目をひく。
ちなみに、BVLGARIの「V」は、18世紀初頭まで、
「U」の代わりに「V」を用いていた名残であって、
これを「ビーブルガリ」とか「ブブルガリ」と読むのは、
間違えである。