いつものスーパーで、
安ワインでも買おうと思い、

目についた白ワインの説明札を見たら、
赤太字でこんなことが書いてあった。

「類に稀を見るハイコストパフォーマンスワインです」

結局480円(笑)で買って、
居酒屋の3000円のワインぐらいの味はしてたので、

まぁ「ハイコストパフォーマンス」には違いなかったのだが、
問題はそこではなく、
「類に稀を見る」の部分。

うーーん、、、初めて見るし、
気持ち悪い言葉だ。

意味としては、

「他に類(るい)を見ない」
「類稀(たぐいまれ)である」

ということなのだろうけれど、

「類を稀に見る」なら、まだ分かる。

「類に稀を見る」だもんなぁ。

漢文的な響きがするけれど、
もしそのように読み下した例があるなら、
それは間違いなんじゃないかと思う。

万が一、
漢文の原文があるのだとすれば、

見類稀。

と書かれていたのだろう。

これを読みくだすのであれば、

「類ヲ見ルコト稀ナリ」

でしょ、普通。

ここは素直に、

「たぐいまれなハイコストパフォーマンスワイン」

とすればよかったのに。

ちなみに、
「ハイコストパフォーマンス」という言葉も、
意味は分かるが、ちとヘンかも。。

「ハイ」が「コスト」にかかるのか、
「パフォーマンス」にかかるのかが、
イマイチ分からない。

もちろん後者だということは、
値札を見れば分かるのですが。

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