第一線の科学者が書いたエッセイ、という感じかな。
エッセイといっても、気軽に読めるような部分はそれほど多くなく、
どちらかと言えば、「科学一般」的な色が濃い。
それでも、科学と民主主義や、
湯川秀樹をはじめとした、京大研究室のエピソードなど、
科学素人な自分でも興味がもてる内容もあり、
まずまず楽しめた。
ここで書かれているような科学的な視点は、
先進国の国民なら、みんなが持つべきなんだけどな。。
日本だけかもしれないけど、
(特に私学の場合)あまりにも、文系・理系の区別をしすぎる。
もっとglobalかつscientificな頭でないと、
21世紀は乗り切れないんだとも思う。