「円谷プロ全怪獣図鑑」

 

生物の進化と造形、なんてことを考えていたら、
あ、ウルトラマンの怪獣があるじゃない!と思い立ち、
amazonで衝動買いしてしまった。

子供の頃、テレビ、映画、おもちゃで、
僕の中には、相当量、ウルトラマンが刷り込まれたはずで、

ページをめくっていると、懐かしさは当然だが、
その造形力にも、あらためて圧倒されてしまう。

ウルトラマンの顔が仏像をベースにしているのは、
疑いのないところだけれども、

そのアンチテーゼとしての怪獣を、いかに醜悪に作るか、
かといって、まるで荒唐無稽ではダメだったはずで、

あるレベルの生物学的(?)根拠のようなものも、
求められただろう。

動物、植物、昆虫、恐竜、機械・・・etc.
あらゆるものをデザインのベースに設定し、作り上げられた怪獣たちは、

かつて「百鬼夜行絵巻」などに描かれた、
あの、怖いながらもどこか憎めない妖怪たちに通ずるものがある。

そういう意味で、非常に日本的な存在なのだともいえる。

思えば、毎週のように次から次へと地球へとやってきて、
そのたびにウルトラマンに成敗される怪獣は、
何とも哀れである。

ゴジラやエイリアンのような、
強さ、しぶとさはそこにはなく、
大袈裟にいえば、滅びるものの美学がある。

怪獣ひとつひとつにまつわるストーリーについては、
さすがに覚えてはいないので、
あくまでも、「造形」という点でいえば、僕のお気に入りは、

恐竜戦車、セミ人間、キングジョー、ガッツ星人、ブラックエンド

このあたりかな。

怪獣