動画にて視聴。
木星のいわゆる「ガリレオ衛星」たちには、氷の存在が確認されており、
中でも「エウロパ」は、氷の下に液体の水が存在していることが確かなようで、
だいぶ前から、探査の要望が高かった。
(だが、予算不足が理由で、プロジェクトは突然打ち切られたと記憶している。
火星にはあんなに探査機を飛ばすのに!何か裏があるのか・・・)
そんなエウロパに、6人の優秀な宇宙飛行士が調査に向かったところ、
そこで待ち受けていたものは、、というのがこの映画の骨子。
どうせこんなB級作品を、今更誰も観ないだろうから、ネタバレしちゃうと、
エウロパの生物は想像以上に進化しており、
触手をもった巨大なタコのような生物に襲われて、クルーたちは全滅、
というのがオチなんだけど。
エイリアン系の映画を期待していたとしたら、ガッカリだろう。
ハラハラ感も残酷さもないし、何よりテンポが良いとはいえない。
ただ逆にいうと、リアル。
作品自体の構成も、まるでドキュメンタリーのように進んでいくので、
実際のエウロパ探査の記録を観ているのような錯覚に陥ってくる。
これがモンスターメインの映画だったら、単なる駄作で終わってしまうのだけれども、
ギリギリまでリアリティを追求して、
切り札ともいうべきモンスター要素をバッサリと斬り捨てたところが、
この映画を、「愛すべきB級SF」にとどまらせている(あくまで僕にとって、だけれども)。
適正価格:1,300円(劇場換算)