たまには、普段手にしないジャンルの本を読むのも、
脳の刺激になる。
さすがに「マネーロンダリング」ではないけれども、
似たようなことなら、会社経営時代に、
知り合いの経営者に頼まれて、
利益を@Xe^4ipjhpj xoiu・・・
えーと、さて、この本では、
カシオ詐欺事件やライブドア事件、
組合年金巨額損失事件など、
最近の具体的な事件をストーリー仕立てで紹介し、
金銭の流れを綿密に図解、
カネがどのように動き、
どのような「抜け道」を潜ったのかを丁寧に解説していて、
すこぶる面白い。
同時に、プライベートバンクやタックスヘイブンの仕組みなども理解できて、
これ一冊で、税金や財産に対する興味を、一気に膨らませてくれる。
その他、テロ資金の流れや、政治とカネの話まで、
世の中の情勢の原動力は、すべてmoney、money、money・・・
やはりカネを動かす奴には叶わない、ということを実感させられた。
所詮、通貨も制度も、人が作ったものだから、
どこかに抜け道がある。
仮に抜け道がなかったとしても、
運用するのは人なわけだから、
その心理の裏をかけば、隙が生じる。
そんなこんなで、いまだに、我が国から毎年何兆円ものカネが、
海外へと流出しているそうな。
最後の章には、素人でもできるかもしれない(?)マネロンのやり方まで紹介されている。