近所のTSUTAYAで、
ずっと貸出中だったものだから、
SF好きとしては、
何としてでも見たかった。
そして先日、
ついにそのチャンスはやってきた!
もちろん「まともな」期待などはしていない。
あくまでも、
あっぱれなB級映画として楽しませて欲しい、
そんな期待に小躍りしながら、
再生を開始したわけだが・・・・
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ちがう、
これはB級映画なんかじゃない。
こいつは正真正銘のポンコツ映画だ!!!
「B級映画」というものが、
確固たる地位を築いてしまった今となっては、
それ以下の作品を、
「C級映画」だとか「Z級映画」だとかいってもキリがない。
こういうB級になり損ねたやつどもは、
「ポンコツ映画」と呼ぼうではないか。
何がヒドイかって、
ストーリーが全然分からないのよ。
脚本がよくないとか、
そういうレベルじゃなくて、
これを作ったやつは、
100ページ以上の物語を読んだことはないのか?というレベル。
B級映画というものは、
単純明快でなくてはならない。
その単純さの中に、
キラリと光るバカバカしさがあるのであって、
それを不必要に複雑にして、
バカバカしさを殺してしまい、
もちろん深みもなく、
そんなものは、
ポンコツ以外の何物でもないのである。
別に、主人公がエイリアンに憑依されて、
ピンチになるとエイリアンに変身するとか、
そんなものは、
百歩譲ってデビルマンのパロディだと思えば、
ガマンできるのだけれど、
時間の進み方が早いとか、
実は科学者による実験?だか罠?だったみたいな、
よく分からないプロットを無責任に投げ込んでこられては、
ポカーンとするほかない。
結局、最後まで、
主人公を含めた人物に対して、
「で、オマエさんは何でここにいるんだっけ?」
というモヤモヤは拭えないし、
いや、それを拭おうという気にもなれないし、
・・・もう、語るのもアホくさ。
今後、これを下回る作品に出会えるかどうか、
それだけが楽しみである。
適正価格:-1,000円(酒がマズくなったから、酒代カエセ!!)