映画「SPY/スパイ」

 

小型核爆弾の密売を防ぐCIAエージェントの活躍を描く、アクション・コメディ。

オープニングからして、007シリーズのパクリであることがプンプン臭ってくるが、
そんなことは途中からどうでもよくなって、
テンポのよいおバカ映画としてそこそこ楽しめる。

本来は内勤のエージェントだったのに、いつの間にか現場に配属されることになった、
メリッサ・マッカーシー演じる女主人公のコミカルな活躍が最大の見所だけれど、

個人的には、結局何の活躍もせずに現場を混乱させるだけに終わった、
ジェイソン・ステイサム演じる「脳筋系」エージェントの役どころが、
結構好きかも。

逆に、ジュード・ロウという俳優は、スマートなんだけれど、
やはりアクが足りないというか、軽薄というか、存在感に欠けるというか、
ネームバリューの割に、イマイチ突き抜けられらない原因が何となく分かる気がした。

スパイ映画お約束の小道具もあるし、
二重スパイの設定や後半のドンデン返しなど、ストーリー的な厚みもそこそこあるし、
まぁ、一度ぐらい気楽に観る分には、損した気分にはならないかと。

適正価格:1,600円(劇場換算)