映画「特捜部Q キジ殺し」

 

シリーズ映画化第2弾。

第3弾(「Pからのメッセージ」)があまりに秀逸だったので、
間をおかず前作を観てみることにした。

暗く、重い、そして猟奇的な内容は期待通り。

ただ、ちょっと自分の中でのハードルを上げ過ぎたかな・・。
第3弾の出来には及ばないと思う。

その理由をいろいろと考えてみたのだが、
おそらくは「謎」の部分が少ないことなんじゃないかな、と。

序盤から誰が悪い奴なのかはすぐに分かるし、
ストーリーとして、これからどうなるの?的な要素もやや薄い。

あとは、過去の描写がちょっと多すぎかも。
脚本に厚みを持たせたいのは分かるけど、ちょっとダルい。

そこに時間を割くのであれば、
伏線的なエピソードをもう1つぐらい増やして欲しかった。
(まぁ、原作の問題でもあるのだけれど)

サスペンス映画としては決して駄作ではないが、
第3弾と比べると、という意味でちょっと辛めの評価。

適正価格(劇場換算):1,600円