「伊勢屋稲荷に犬の糞」とは、
江戸時代に言われていた「江戸名物」のことだが、
400年経ったいま、東京の街を眺めてみると、何が目立つか。
●コンビニ
使用頻度からしても、とにかく目立つのはこれ。
上位7チェーンでみると、全国で約53,000店舗、
東京には約7,000店舗(全国の8分の1以上!)。
まずはこれを指標としておこう。
●神社・寺院
全国規模でみると、実は神社も寺院もコンビニよりも多い。
東京に限っていえば、神社と寺院を合計して4,300ぐらい。
コンビニの半分強だけど、意外と多いという印象だ。
ちなみに、京都府は約4,800で案外少ない。
●交番
治安と言う意味では一番重要な交番はどうだろう。
東京都は全国一位で、約1,200箇所。
コンビニの3分の1というのは、少ない気もする。
どうせなら、コンビニと交番を統合して、
コンビニに警官が駐在すればいいと思うのだが、どうだろう。
もちろん、レジ打ちはやらなくていいんだけど。
●学校
幼稚園や専門学校も含むのだけれど、
まず全国で56,000というのは、コンビニ以上なので割と多い。
ふむふむ、感心感心。
そのうち、東京都にあるのは約4,500で、
神社・寺院と同じぐらいというのは、感覚的に納得。
●新聞店
ここ5年ぐらいで、電車の中で新聞を読む人が絶滅寸前になった。
個人的には新聞という文化を肯定も否定もしないが、
学生時代の一時期を除いて、購読をしていた記憶はない(競馬新聞は除く)。
そんな新聞販売店も、東京だけでまだ900軒以上あり、
交番と大差ない。
どうせなら、新聞店と交番を統合して、警官が新聞配達を・・(略
●ゲームセンター
これも少なくなった印象だけど、
東京都内には約700店舗。
●書店
古本屋は含まず、都内に約1,000店。
ゲームセンター以上で、新聞店とほぼ同数というのが、分かりやすい。
古本屋も入れれば、1.5倍ぐらいにはなるのかな。
●レンタルビデオ店
全国にも3,000軒弱しかないというのは意外だったが、
東京には約260店舗。
動画配信とか普及してきたし、
これはもっと減ってくるんだろうなという印象。
●ラブホテル
全国約6,000軒で、東京には300軒。
人口あたりの軒数でいえば、東京は下から数えて3番目。
東京の人は、ラブホテルに行かない・・・のか・・!?なぜ??
●カラオケボックス
都内には約850店で、ゲームセンターより少し多いぐらいというのは、
ちょっと意外。
しかしまぁ、飲んだあとはカラオケというあの意味不明な風習は、
撲滅されてほしいものですな。
ただ、カラオケは唄うというよりも、個室である、ということに価値がある。
「大事な打ち合わせ」は是非カラオケのご利用をオススメします。
●バス停
最初は駅の数、と思ったのだけれど、たかが知れている気がしたので、
きっと多いであろうバス停にしたのだが、
予想をはるかに超えて多かった!
東京都にあるバス停数は、なんと約9,400!
1日1停留所ずつ回っても、全制覇に20年以上かかるということになり、
その場合は、20年分の定期券を買った方が得なのか、、などと、
どうでもいい心配をしてしまうレベル。
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とまぁ、これ以外にも、
ファミレス、学習塾、ファーストフード、踏切、ラーメン屋、居酒屋、パン屋、
花屋、病院、クリーニング屋、八百屋、植木屋、パチンコ店、薬局、
床屋、美容室、質屋、エステ、風俗店・・と、
数えてみたいものはいくらでもあるのだけれど、
さすがにキリがないので、今回はこのあたりで。
東京名物は、「バス停コンビニ鳥の糞」。