星や宇宙に興味を持った人が、
教科書的に、まず最初に手にするにはちょうどよい本。
なので、内容的には悪く言えばありきたりで、
特に目新しいことはない。
タイトルに「世界史」と入っているわけで、
歴史を語るとなると、紀伝体なのか編年体なのかとか、
とにかく「歴史をどう語るのか」という形式が気になってしまう。
それをこの本では、
地球・太陽、惑星、恒星、銀河・・と章を分けることで、
内容をポイント的に理解するには良かったが、
あたかも世界史を、アジア史、ヨーロッパ史、と分けて学ぶようなカンジで、
一本の歴史として把握するには、
別の形の方が良かったのではないかと、余計なお節介。
内容に不満はないが、恒星、ではなく構成に難あり。