映画「12モンキーズ」

 

たまたま見つけたので、懐かしくなって思わず観てしまった。

もう20年以上も前のメジャータイトルなので、
今更ストーリーをここで紹介することはしないけれども、

タイムトラベルとか、犯罪捜査とか、(軽い)駆け落ちとか、
どこかで見たような要素が散りばめられていて、
それほど古臭さは感じない。

「タイムトラベル」という要素にのみ着目するならば、
なかなか狙った時代に送り込めずに失敗しまくるタイムマシンのポンコツぶりや、

舞台になる1996年というのが、
主人公(ブルース・ウィリス)の少年時代に当たっていて、

(ネタバレだけれども)ラストシーンで主人公が撃たれる場面を、
少年時代の自らが目撃するという設定は、なかなか面白い。

ただなんだろう、室内のシーンが多いというか、
時間の移動に比べて、空間の移動に乏しいような気もしていて、
そのせいか、スケール感が不足しているようなモヤモヤが残る。

あまり囚人ぽくない主演のブルース・ウィリスよりも、
カルト集団(「12モンキーズ」)のリーダー役のブラッド・ピットの方が、
キレキレの演技で目立っているのだが、

調べてみると、この映画の公開は「セブン」と同じ年(1995年)で、
やはりブラッドさんはこの頃が勢いあってよかったなぁと。

 

適正価格(劇場換算):1,400円