いきなり悪かった点から入りますが、
ストーリーがちと小難しいのです。
おなじみのIMFに、CIAやらMI6が絡んできたり、
それぞれが、別々の悪党たちと何やらつるんでいたり、
なんでしょう、糸がぐちゃぐちゃにこんがらがっているのを、
頭の中で何とか解こうとしていうちに観終わってしまった、みたいな。
カーチェイスとアクションシーンが、
いつにも増して盛りだくさんだった(気がする)のが、
頭を少し休めてくれはするものの、
実はすごく単純なストーリーなのを、
頭の悪い(失礼)登場人物たちが無駄に混乱させているのでは、と思ったり・・。
うーーむ、なんかモヤモヤ感が残る。
楽しみにしていたスパイグッズも、
目新しいものがまったくなかったのが、すごく残念だし、
ヴァネッサ・カービーという女優さんが演じていた女悪党(?)が魅力的だったのに、
全然活かせてないんだよなぁ。
うん、間違いない、これは脚本が悪い。
だんだんと似てきた感じがするボンドさんの映画の方は、
伏線の回収とかもっと丁寧なのだが、
こっちはやはり、その辺が雑。
このシリーズにあまり高度なことを期待しすぎるのはお門違いなのかもしれないが、
であれば、もっと頭を使わずに観れる方に振り切って欲しかった。
狙いすぎて、イマイチ中途半端だったかな。
期待ハズレ。
適正価格(劇場換算):1,500円