映画「オリエント急行殺人事件」

 

まぁ、可もなく不可もなくといったところか。

これだけ原作が世界的に読まれており、
かつ「種明かし」も超有名となると、
映画としては、如何にしてディテールを楽しめるか、になるわけで。

そういう意味では、これは絶対に原作を読んでから観た方がよい映画。

(ちなみに僕は子供の頃に読んだきりで、
もちろん「犯人」が誰かについては強烈に記憶していたけれど、
詳細の大部分は忘れてしまっていたので、
「ディテール」を十分に楽しむことはできなかった。)

あとは、とにかくキャストが豪華なので、
それぞれの俳優が「シラを切る」演技を楽しむというのもアリかな。

個人的には、何と言ってもウィレム・デフォー。

このブログでもたびたび取り上げているけれど、
同じ悪役ベース(?)の顔立ちとはいえ、
ジョニー・デップのような不自然さはないし、
最近はアクが抜けてきて、歳相応のイイ俳優になってきた。

不満を挙げるならば、
どうせならもっと列車内部のディテール(食事とか客室とか)を、
徹底的に凝ったものにしてほしかったかな。

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