2017年のアメリカ映画。
邦題とジャケ写がネタバレギリギリなのが気になるが、
原題は「THE EYES」。
くだけて言えば、
「悪いことは見られてるよ」って感じか。
密室に監禁された、
お互い見ず知らずの男女6人を巡る物語。
「SAW」とか「CUBE」のようなホラー・スリラー路線ではなく、
(一応)人間の心理を描こうとしているサスペンスなのかな、と。
前半は、現状に納得できない恐怖と、
6人それぞれの自己紹介とで過ぎていくが、
後半、6人が監禁されている理由が明かされて、
そこから一気にストーリーが展開してゆく。
最初は善人そうに見えた6人が、
実は全員とんでもない闇を抱えている、
というギャップと、
全体の緊迫感とラストシーンの異様なハッピーエンド感との落差で、
まぁ、がっかりする人もいれば、
ニヤリとさせられる人もいるのだろう。
ちなみに、僕は後者。
結末を知ってから、前半のシーンを見返してみると、
あぁ、なるほどね、という部分があったり、
amazonで酷評されているほど、
ヒドイ作品ではないと思う。
特にラスト10分の種明かし的な展開は、
結構スカッとさせらるし、
間違いなく低予算の映画としては、
むしろ褒めるべき出来映えかと。
適正価格(劇場換算):1,400円